本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.05.14,Mon
一週間前にドイツ行ってきました。
あいかわらずの準備の杜撰さとボケのために同行者にそれはそれは迷惑をかけたのだが、それでも楽しかったです。それはそれは楽しかったです。
つーか私、ダンケシェン以外のドイツ語まったく喋りませんでした。告白すると一応、第二外国語はドイツ語です。ベルリンはかなり英語通じました。とくにお店の店員さんで若い人。ただし鉄道の駅員はそんなでもない。そうして、ライプツィヒでは基本的に全然通じませんでした。博物館のチケット売り場でも通じませんでした。ドイツ行くんならドイツ語勉強して行きましょう。深く深く自戒です。英語帝国主義に断固抵抗せよ!
行ったところを列挙すると、ベルリン大聖堂、ペルガモン博物館、新ナショナルギャラリーNeue Nationalgalerie、チェックポイント・チャーリーなどなど。つかもっぱらわたしの趣味で博物館・美術館ばっかりだったような・・・いやはやごめんよ。
ベルリン大聖堂は19世紀末に建ったもので、白基調の建物に水色のドーム型の屋根と、それだけ取り上げればイギリスでも似たような時期に立てられた建物はみんなそんな感じなんですが(カーディフ国立博物館やベルファストのシティ・ホールなど)、なんかベルリン大聖堂はイギリス圏の建築物とはやっぱり感じが違っていたなあ。ゴロンとしていて、装飾も多い印象がありました。
中も立派でしたが、印象深かったのは上階にある大聖堂の模型の展示。100/1とか50/1とか色々種類があって、ものすっごい精巧だった。とくに内部の装飾の模型・・・。人類の偉業を感じた。
あと楽しかったのはNeue Nationalgalerie。クレーがあるとTimeout Berlin(ガイドブック)に載ってたのでいそいそ見にいったんですが、ムンクの連作(あの月の長く伸びた影が水面に映っている、淡いクリーム色・水色基調のやつ)とか、マックス・エルンストとかあって「ああー!」って感じでした。わたしはシュールレアリズム絵画がそんなにぴんと来ない方ですが(上野のダリ展は色々おもしろかったけどね)、エルンストは例外的に、かなり好き。ほかのシュールレアリストは、たいてい頭で考えて「ふーん、へー、なるほど」という感じなのですが、エルンストはその色と質感と雰囲気が好きな作家です。あとムンクはまったく予想外だったので、嬉しい驚きだった。Timeout Berlinの紹介はピカソとクレーとカンディンスキーを書くくせにどうしてムンクに触れない?世界的に見ればムンクよりカンディンスキーのほうがビッグネームなのかしら・・・
あと、第一次世界大戦関連の画家ってことでよくその名を目にしてたオットー・ディックスOtto Dixも、けっこう充実してました。本で紹介されているのを見ても、こう、これがシェル・ショックか・・・と思わせるような、歪んだしんどい絵画だなという印象はあったんですが、実際に見るとやっぱりしんどい絵だった(汗)。そのなかに、やけに明るくて突き抜けた感じのユートピアっぽい(でもぼんやりしていてどこか抽象的)な絵があるのがよけい怖かった。ちなみにシェル・ショックとは、第一次大戦後に塹壕戦のショックで帰還兵が罹った精神疾患、あるいは近代戦的大虐殺の後遺症でイギリスをはじめヨーロッパ各国に立ちこめたと言われる抑鬱状態のことです。
ちなみに下のはそこで見たオットー・ディックスのDie Skatspieler。
ペルガモン博物館も良かったです。イシュタルの大門とか、ペルガモン神殿の正面全体を、実物みたいな配置で再現してるのがよかった。(イシュタルの大門は実物大じゃないらしいけどそれでも圧巻)バラバラの展示より臨場感がありますねこういうの。日本語のオーディオガイドが入場料に込みでした。ものすっごい丁寧な説明だったので、全部聞けなかった。(笑)
宿については、キッチンつきのアパート(それでもツインで一人5000円程度)に泊まったためかなんでか、ほとんど外食せず。友人が持ってきてくれた豚の角煮とか、塩辛とか、友人と二人で作った大量の野菜炒めとか、友人が作ってくれた謎の親子丼(卵・鳥肉・ズッキーニ・バスマティ米)とか食べてました。バスマティ米つーのは長粒種のインド米です。ぱさぱさしてて香り高い。つーか列挙すると超・友人任せ。(ゴメン)
外食したのは、二日目にライプツィヒに行ったときに入った
Auerbachs Kellerくらいのものです。(リンクは日本語で当該店を説明しているページ)ここ、食事はたいしたことなかったんですけど、外に立ってる銅像だとか、中のキッチュな人形だとか、グラスのコースターとか、紙ナプキンとか、いちいちファウスト&メフィストコンビの絵が描いてあってそれが可愛かったです。英語メニューもあって助かった。つかゴハンは量が多かった。
つーかドイツ ビール安い
ペットボトル売りがあるのにビビッたが、瓶入りも500mlが50〜60ユーロセントという激安ぐあい。(100円以下だよ)もちろん高いのもあった気がするが、このやっすいので十分美味い。ひたすらビール飲んでました。白ビールも安いのが色々種類あって、すごい嬉しかった。(白ビール好き)
同じビール国なのになんでUK+アイルランドはこんなにビールが高いの?(そいでも日本よりゃ安いが)
ギネスブックなんか作ってないでドイツを見習ってくれよ。ギネス。頼むよ。
あいかわらずの準備の杜撰さとボケのために同行者にそれはそれは迷惑をかけたのだが、それでも楽しかったです。それはそれは楽しかったです。
つーか私、ダンケシェン以外のドイツ語まったく喋りませんでした。告白すると一応、第二外国語はドイツ語です。ベルリンはかなり英語通じました。とくにお店の店員さんで若い人。ただし鉄道の駅員はそんなでもない。そうして、ライプツィヒでは基本的に全然通じませんでした。博物館のチケット売り場でも通じませんでした。ドイツ行くんならドイツ語勉強して行きましょう。深く深く自戒です。英語帝国主義に断固抵抗せよ!
行ったところを列挙すると、ベルリン大聖堂、ペルガモン博物館、新ナショナルギャラリーNeue Nationalgalerie、チェックポイント・チャーリーなどなど。つかもっぱらわたしの趣味で博物館・美術館ばっかりだったような・・・いやはやごめんよ。
ベルリン大聖堂は19世紀末に建ったもので、白基調の建物に水色のドーム型の屋根と、それだけ取り上げればイギリスでも似たような時期に立てられた建物はみんなそんな感じなんですが(カーディフ国立博物館やベルファストのシティ・ホールなど)、なんかベルリン大聖堂はイギリス圏の建築物とはやっぱり感じが違っていたなあ。ゴロンとしていて、装飾も多い印象がありました。
中も立派でしたが、印象深かったのは上階にある大聖堂の模型の展示。100/1とか50/1とか色々種類があって、ものすっごい精巧だった。とくに内部の装飾の模型・・・。人類の偉業を感じた。
あと楽しかったのはNeue Nationalgalerie。クレーがあるとTimeout Berlin(ガイドブック)に載ってたのでいそいそ見にいったんですが、ムンクの連作(あの月の長く伸びた影が水面に映っている、淡いクリーム色・水色基調のやつ)とか、マックス・エルンストとかあって「ああー!」って感じでした。わたしはシュールレアリズム絵画がそんなにぴんと来ない方ですが(上野のダリ展は色々おもしろかったけどね)、エルンストは例外的に、かなり好き。ほかのシュールレアリストは、たいてい頭で考えて「ふーん、へー、なるほど」という感じなのですが、エルンストはその色と質感と雰囲気が好きな作家です。あとムンクはまったく予想外だったので、嬉しい驚きだった。Timeout Berlinの紹介はピカソとクレーとカンディンスキーを書くくせにどうしてムンクに触れない?世界的に見ればムンクよりカンディンスキーのほうがビッグネームなのかしら・・・
あと、第一次世界大戦関連の画家ってことでよくその名を目にしてたオットー・ディックスOtto Dixも、けっこう充実してました。本で紹介されているのを見ても、こう、これがシェル・ショックか・・・と思わせるような、歪んだしんどい絵画だなという印象はあったんですが、実際に見るとやっぱりしんどい絵だった(汗)。そのなかに、やけに明るくて突き抜けた感じのユートピアっぽい(でもぼんやりしていてどこか抽象的)な絵があるのがよけい怖かった。ちなみにシェル・ショックとは、第一次大戦後に塹壕戦のショックで帰還兵が罹った精神疾患、あるいは近代戦的大虐殺の後遺症でイギリスをはじめヨーロッパ各国に立ちこめたと言われる抑鬱状態のことです。
ちなみに下のはそこで見たオットー・ディックスのDie Skatspieler。
ペルガモン博物館も良かったです。イシュタルの大門とか、ペルガモン神殿の正面全体を、実物みたいな配置で再現してるのがよかった。(イシュタルの大門は実物大じゃないらしいけどそれでも圧巻)バラバラの展示より臨場感がありますねこういうの。日本語のオーディオガイドが入場料に込みでした。ものすっごい丁寧な説明だったので、全部聞けなかった。(笑)
宿については、キッチンつきのアパート(それでもツインで一人5000円程度)に泊まったためかなんでか、ほとんど外食せず。友人が持ってきてくれた豚の角煮とか、塩辛とか、友人と二人で作った大量の野菜炒めとか、友人が作ってくれた謎の親子丼(卵・鳥肉・ズッキーニ・バスマティ米)とか食べてました。バスマティ米つーのは長粒種のインド米です。ぱさぱさしてて香り高い。つーか列挙すると超・友人任せ。(ゴメン)
外食したのは、二日目にライプツィヒに行ったときに入った
Auerbachs Kellerくらいのものです。(リンクは日本語で当該店を説明しているページ)ここ、食事はたいしたことなかったんですけど、外に立ってる銅像だとか、中のキッチュな人形だとか、グラスのコースターとか、紙ナプキンとか、いちいちファウスト&メフィストコンビの絵が描いてあってそれが可愛かったです。英語メニューもあって助かった。つかゴハンは量が多かった。
つーかドイツ ビール安い
ペットボトル売りがあるのにビビッたが、瓶入りも500mlが50〜60ユーロセントという激安ぐあい。(100円以下だよ)もちろん高いのもあった気がするが、このやっすいので十分美味い。ひたすらビール飲んでました。白ビールも安いのが色々種類あって、すごい嬉しかった。(白ビール好き)
同じビール国なのになんでUK+アイルランドはこんなにビールが高いの?(そいでも日本よりゃ安いが)
ギネスブックなんか作ってないでドイツを見習ってくれよ。ギネス。頼むよ。
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Comments
とんでもねい!
迷惑どころかお世話になりっぱなしの五日間でした!おかげさまですげー楽しかったです・・・!私一人だったら絶対行かなかった所にたくさん行けて目から鱗が落ち続けしまいにはひからびて割れました(ぱりん)
予約から現地の人とのコミュニケーションから、ほんとに何から何までお任せしてしまって、もうほんとに頭が上げられませんです。オウウ。ありがとうございました・・・!!
次はイギリス行きますムフヘ!
あとチェコとかも行きたいっすね!
予約から現地の人とのコミュニケーションから、ほんとに何から何までお任せしてしまって、もうほんとに頭が上げられませんです。オウウ。ありがとうございました・・・!!
次はイギリス行きますムフヘ!
あとチェコとかも行きたいっすね!
青空に手を掲げる青年ゲーテのきらきらしい御姿が
おおおコメントが!
目が!目が割れるなんて!(おろおろ)
いやいや海外生活してんのに頼りなくってすまんすねー。
ライプツィヒでも阿呆な顔のメフィストとか逆光がまぶしいゲーテ像とか見れて楽しかったな。あ、送ってくれた写真、ブログに使用してもよろしいかしら・・・?
今度はぜひイギリスおいでー!ロンドンとか一緒に歩きましょう。わたしもじつは普段そんなにしょっちゅう行ってないし。(田舎者)
目が!目が割れるなんて!(おろおろ)
いやいや海外生活してんのに頼りなくってすまんすねー。
ライプツィヒでも阿呆な顔のメフィストとか逆光がまぶしいゲーテ像とか見れて楽しかったな。あ、送ってくれた写真、ブログに使用してもよろしいかしら・・・?
今度はぜひイギリスおいでー!ロンドンとか一緒に歩きましょう。わたしもじつは普段そんなにしょっちゅう行ってないし。(田舎者)
もちろん
使ってやってくださいよー!
私も使おう。フヒヒ。
本腰入れて旅行記書いたろやないかと
思えば思うほど遠ざかる・・・
別に時間が無いわけではないのに。
いや足りないものは分かってる根気だ。
ズッボーラ。
イギリス!ロンドンハアハア!
絶対行くううう!
とりあえずお金貯めます!
ていうか貯まってなくても
休みがあればすぐさま行きます!
ロンドンを俺色に染める!(国辱)
私も使おう。フヒヒ。
本腰入れて旅行記書いたろやないかと
思えば思うほど遠ざかる・・・
別に時間が無いわけではないのに。
いや足りないものは分かってる根気だ。
ズッボーラ。
イギリス!ロンドンハアハア!
絶対行くううう!
とりあえずお金貯めます!
ていうか貯まってなくても
休みがあればすぐさま行きます!
ロンドンを俺色に染める!(国辱)
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怠け者のちいさなやもりですが色々ぶつぶつ言うのは好きなようです。
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
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Please excuse my poor English -- I am still under training
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