忍者ブログ
本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
[76] [75] [73] [72] [71] [70] [69] [68] [67] [66] [65
Posted by - 2024.11.22,Fri
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.06.28,Thu
「スコットランドの四季」








































・・・太陽はどこに!
夏と熱い青春はどこに!

 まあ、画像ではちょっと見づらくなってますが、こう、一年中しとしと冷たい雨が降り続いて滅入った気が浮上する隙もない曇天国のようすを素敵に表してくれています。一年中はきっぱなしのながぐつが、もののあわれを感じさせます。
 とりわけ哀しいのが夏。水たまりに半分浸かった瓶に、「サンオイル」と書いてあるのが涙をさそいます。夏気分を謳歌したくて堪らないのにおてんと様は非情です。しかしこれは誇張でもなんでもありません。実のところ、UKの人びとの太陽への熱い思いにはびっくりさせられるものがあります。少しでも日が出ると、みんな上着を脱ぎ捨て肩と胸元丸出しになって日光を全身にて謳歌します。日本の夏、かんかんと照りつける太陽を見ては日々鬱鬱たる溜息をついていたわたしとしてはカルチャーショックなものがあります。
 「冬」では黄色くなった目に世界に対する怨恨と開き直りが見てとれます。現実の羊もこんなふうに世界に対する挑戦的態度を見せてくれると楽しいのですが、羊はつくづく主体性というものを片鱗も感じさせない動物です。誰か一匹がなんかのひょうしに走り出すと、理由もないのに十頭も二十頭もドタドタ走ってついてってしまいます。キリスト教における羊飼いと羊の比喩とか、ほんと良く言ったもんだよ。イギリスは迷える羊だらけですよ。ちなみに、UKとかアイルランドで緑の丘に遠目から白い点々が見えたら、それは十中八九、羊です。ほんと、どこにでもいます。ほんとに、どこにでもいます。
 話がズレました。つーかこのカードみたいに冬に雪が降ればまだマシです。少しは季節を感じさせてくれますからね。冬も夏もほとんど変わりないのが実情なんじゃないのか・・・


 わたしが出歩いた限りで言えば、このカード、スコットランドだけでなく、イングランドでもウェールズでもアイルランドでも当てはまりそうな気がします。

 案の定とでも言うのかグッタイミンと言うのかバッタイミンと言うのか、一週間前あたりから、北アイルランドだのイングランドだの各地で大雨大水・住居浸水のニュースでもちきりです。また、今日は少し離れた田舎に住んでる知人を尋ねたのですが、午後5時の時点で外の気温が10度でした・・・ミッド・サマー・デイからわずか数日後・・・夏はどこに・・・。






PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
CALENDER
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
SEARCH THIS BLOG
Since_12Apr07
ABOUT ME
HN:
まめやもり - mameyamori

怠け者のちいさなやもりですが色々ぶつぶつ言うのは好きなようです。
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。

A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
TRACKBACKS
BAR CODE FOR MOBILE
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]