ほのぼのコマ撮り作品：Sorry, I'm late

なかなか可愛らしいストップ・モーション・アニメ作品です。
男の子が彼女の家？か何かに行こうとするんだけど、多種多様な障害物に阻まれ、なかなか行き着けなくて苦労するお話。それで約束に大幅に遅れ、「Sorry, I'm late」なわけですね。

作品の発想としては、以前のエントリで挙げたオレン・ラヴィのHer Morning Eleganceにも似た部分があります。

作者はストックホルム出身、ロンドン在住の映像作家、 Tomas Mankovsky さんという方のようです。
動画の最後にちょっとだけメイキングがありますが、作者ウェブサイト（こちら）ではさらに詳しく制作過程を紹介してくれていておもしろい。

ストップモーション・アニメーション：『食べ物戦争』と『彼女の優美な朝』

最近ストップモーションのアニメを見る機会が増えた気がするけど気のせいなのかな。ＣＧ全盛の時代だからこそ、こういう、根気に支えられたひたすら素朴で金の要らない技術が逆に人気を集めたりするのかなあとか思ったんだけど。

まあでも、デジタル技術の発達・普及によって、ストップモーションの雰囲気を残したままのデジタルアニメーション編集が手軽になっている可能性もあるのかなあ。


これとかけっこう面白かった。2年以上前のものなので、さんざ有名だったらすいません。



食料大戦（ややグロ）





グロいというより汚い（笑）　シュヴァンクマイエルっぽいのかと思ったけどそうでもありませんでした。あそこまでネチョネチョテカテカしてない。

「アメリカが中心的に関わった戦争や紛争を第二次大戦から現在まで食料で描いた」ものだそうです。


まずプレッツェル（ドイツ）が「？」（ユダヤ系？）を殺し始めて第二次世界大戦を開始。ソーセージ（ドイツ）はさらにクロワッサン（フランス）に侵攻、フィッシュ・アンド・チップス（イギリス）を空爆。
そのころ極東ではスシ（日本）がハンバーガー（アメリカ）を奇襲、ハンバーガーの反撃にあい、ぐちゃぐちゃに。
ハンバーガーはさらにヨーロッパにやってきて、ヌードル（ソ連？）とともにプレッツェルとソーセージ（ドイツ）を包囲して壊滅状態に追い込む。
さらにハンバーガーはたくさんのスシの真ん中に爆弾を落とす（原爆）。ここまで第二次世界大戦……といった流れ。


食料のチョイスがステレオタイプなのは好みが分かれるところか。あとベーグルは中東情勢ではもう少し暴力的なんじゃないだろうかねえ。

ところで最初プレッツェル（ドイツ）に殺されてるのって何？　
あと肉の乗ったヌードルみたいなやつも、料理は何だろう？　ハンバーガー（アメリカ）と一緒に朝鮮戦争やベトナム戦争をたきつけたりしてるから、ソ連だと思うんだけど。



この動画では誰も勝者が残らない戦のあとを、虫たちがかたづけてますけど、現実はどうなるんでしょう。






もうひとつは、グラミー賞のＰＶ部門か何かにノミネートされたイスラエルのアーティストの作品。こちらも有名作品らしいですが、大変おしゃれですな。

『彼女の優美な朝』




朝、目が覚めて、なんとなく寂しい気持ちがすることがあるのは、寝ている間に起こったあんなこんなのことを、忘れてしまっているからなのでしょうか。

ソーセージ、ソーセージ、ソーセージ

おひさしぶりどす。



おひさしぶりなのに突然ですがネタは映画でも漫画でも小説でもなく、関西のとある駅のキオスクで売っている100円ちょいのソーセージをそこらの客がひたすら食べてる動画。

いかにもウソ名物っぽいし、きっと食べると特別おいしくはないんだろうと思うけど、なぜか京橋に行きたくなる不思議動画。優秀カバーなBGM効果かしらん。