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本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.11.15,Thu
おやっ

BBCでイギリスの空港でのセキュリティが緩和されるというニュース。来年1月から乗客が手荷物を二つ以上機内に持ち込めるようにする、と首相のゴードン・ブラウンが述べたらしい。

2006年の液体爆弾持ち込み計画事件以来、厳重体勢が敷かれてきた空港だが、そろそろその厳しい制限も終わりということなのかしらん。まあ、乗客側も空港・航空会社のスタッフ側も大変なシステムだったからねえ。やっぱり、外で買った飲み物を持ち込めないというのが痛いです。こないだイタリア行ったときなんか、スーパーで25ユーロセントだった水、80ユーロセントだったジュースが、セキュリティ超えたとこでは1.5ユーロ、2.5ユーロでしたよ。いくらどれだけ高くしても売れるとはいえ、ぼったくりすぎ。

この手荷物一つ制限って、液体持ち込み制限と同様、EU加盟国全体の規制だと思っていたんだけれども、もしかするとUKだけだったのかしら。それともEU全体で、手荷物が増えても大丈夫なように規則が改正される、ということなのでしょうか。

まあ、チープ系フライトが預け荷物(check-in luggage)を軒並み有料化したこともあって、手荷物に厳しい制限がついていたらどうしようもないもんなあ。

だけども、少なくともUKに関して言えば、セキュリティ対策に注がれる予算は、2011年までに現在の25億ポンドから35億ポンドに増額されるということだし、国全体の「セキュリティ対策」が緩和されるというわけではないようです。空港のほうは少し緩和するけど、これまでとくにチェックがなかった鉄道の駅に対し、セキュリティチェックを導入するらしい。国内で250の駅に導入っていうと、けっこうな数に聞こえる。

今後は、空港やそのほか人の集まる施設を新しく建築する際に、建物の設計の段階で、「セキュリティが万全であること」——たとえば、狙われやすそうな場所に強化ガラスを仕込むとか、建物のまわりにバリケードがわりになるもの(花壇、塀)を設置するとか——そういうのを重視していく、とかいう方針のようです。

なんだかきなくさい話でやれやれなことです……。こういう「セキュリティ」の話って、どうも気が重くなるんだなあ。


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Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.10.25,Thu
 考えてみれば当然のことなんですが、こちらには日本では見慣れなかった食べ物がたくさんあります。
 まあ缶詰だのパテだのチーズだのといった加工食品は、日本でも輸入食品店に行けば売ってる。野菜だってデパートによっては売ってたりしますね。チコリとかチャイブとかフェンネルとか、そういうやつ。
 そういうヨーロッパな野菜は日本ではちとポッシュで奥様ァンな印象があるんですが、こっちに来るとふつうに庶民の食べ物です。当然ですが、しめじやえのき茸のほうがずっと高級食材であるわけです。ちなみにわたしの住んでいる町では、上記二つの茸はWaitroseという高級系チェーンでしか売っていません。というか、売ってるのを発見したときに驚いた。イギリスでエノキ……

 それはそうとして、高級野菜にあんまり手を出してなかった学生としては、見慣れない変ちくりんな野菜に興味を惹かれるも、それらをどう調理していいか分からず、指をくわえて見ているばかりのことも少なくありません。ブロッコリだのスプリング・オニオン(万能ネギに近い)だのといった見慣れた野菜ばかりを買ったり、高いとはわかりつつ東アジア系の野菜に手を伸ばしてしまったり。

 ほかにもそういう留学生の人はいるんじゃないかと思ったので、今回はちょっと、そういう「ヘンテコ野菜」のレシピを紹介してみることにします。といっても大したレシピじゃないけどね……。







 こっち来て2年のあいだ、「いったいコレ何」と思い続けてきた野菜に「グリーンズgreens」なるものがあります。



コレ



 スーパーや八百屋なんかで、超お手軽価格というか捨て値のような価格で売られているこの野菜。あまりにダイレクトすぎて、いったい何系統の野菜なのかという憶測をまったく許さぬこの名称。加えて、「葉っぱです」としか言いようのないこの形状。
 はたしてこれは食材なのか。飾りなのか。いったいこれをどう使うのか。500gとかの大量パックで売られているがために、手を出してはひっこめてきた野菜だったのだが、先日友達の誕生日会(+PhD論文提出お祝い会)に行ったら、メインのブラジル料理・フェイジョアーダの付け合わせとして出てきたのが、このグリーンズの炒め物だった。
 正直、メインの豚肉と豆の煮込みより「うまい!」と印象に残ったほどのおいしさだったので、自分ちで試してみました。


グリーンズのにんにく炒め(大きなお皿に一杯ぶん・4人分位?)

1 にんにく2かけと缶詰アンチョビ2枚をみじん切り、タマネギ一個を薄切り、グリーンズ一株(半パック)は千切りにする。
2 フライパンに油をしき、にんにく、アンチョビを炒めて香りを出す。タマネギを投入してしんなりさせる。
3 グリーンズ投入。最初はフライパンにいっぱいいっぱいの量だがしんなりするまで根気強く炒める。15分以上かかった気がする。
4 塩胡椒する。

できあがり。


 アンチョビはオリジナルで投入。油はオリーブオイルを使いました。でも友人のとこのは、アンチョビ入ってなかったんじゃないかと思います。油もサラダ油でいけるかも。

 超簡単です。おいしかったです。つーかグリーンズ、味は濃くて固いキャベツです。キャベツの一番外側の葉っぱをもっと頑固にしたような感じです。こう言うと「捨てる部分じゃねーの」という感じですが、キャベツよりも真緑で、ビタミンAだのカロチンだのがいっぱいありそうです。なにより、よく炒めても歯ごたえがしっかり残ってるのが嬉しい。ジャクジャクといった感じの食べごたえです。
 でっかいの二株で60〜99pとかだし、お買い得で栄養も豊富そうです。興味のある方はお試しあれ。
 しかし、このいかにも「草です」と言わんばかりの見かけと手触りの植物でも副菜として十分イケることを考えるに、周囲の雑草とパンを食ってるだけでもそれなりに生き延びていける気がするよ……


 なお、同じく2年前から興味を惹かれてやまない野菜のなかには、どう見ても色白すぎるにんじんとか、冬瓜みたいな味がするという噂のかぼちゃとか、色々あるんですが、とくに色白美人にんじんはレシピが面倒そうなので試していません。水っぽいマッシュドポテトみたいにしてロースト料理のつけあわせに食べるのが一般的なようです。そういえば以前、エジンバラ名物ハギスの付け合わせでこの色白にんじんのマッシュが出てきたなあ。カブみたいなあんまり主張のない味でした。


色白にんじん


 ちなみに、こっちに来てすぐはこの色白にんじんの英語名称(Parsnip)がわからず、「白いニンジン」と友人に説明したら、みごとに通じませんでした。英国で生まれ育った人にはニンジンに見えないのか、これが……。文化と世界認知の関係性を示す好例ですな。(嘘っぽい)


Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.10.10,Wed
今度の住まいは狭いですが、建物は古めかしくて綺麗です。




無駄に可愛いトイレのドア





中はちょっとチープな色ガラス


このちょっとヘンテコなトイレが気に入って決めたようなものです。お風呂と別々なところも良かった。




部屋には暖炉があります


さすがに稼働はしないんじゃないかなあ。セントラルヒーティングです。

写真みたいのは来年のカレンダー。アイルランド在住の知人からいただきました。ボートに乗せられて島から運ばれてきた羊たちが港から狭い道をのぼっていく所の写真。ひつじ可愛い。
となりに立っているのは猫のお香立て。日本から着いてきてくれました。
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