本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.08.19,Sun
以前少し触れたことのあるアホグッズ・インターネットショップStupid.comでこんなものを発見。
どうやらこの店は共和党(あるいはブッシュ)をコケにするのがかなりお好きなようで、ブッシュ商品をこのほかにもたくさん売っている。ボクシング練習用の「ジョージ・ブッシュ・パンチング・バッグ」だとか、ピーチ味の「ブッシュ弾劾ミント」(ピーチ味のハッカ菓子peach mintと弾劾impeachmentをかけたオヤジギャグ)だとか、あまり真面目な政治批判の感じられないおアホなものばっかり。
あと、「世界唯一の超越的権力を握らんとする合州国」の様子を描写しているとかいうこの「悪の枢軸指人形」とかはもう、アホというか、なんというかけっこうきわどいね。いや、例の「悪の枢軸」発言だの、それを支持する態度だのをコケにするふうにも遊べると思うんだけど、相手側の三つの国のほうを単純に馬鹿にするような遊び方をされちゃったりしないんだろうか。
いや、つまり、「ブッシュが悪の枢軸をパンチするぞ!ワハハハ。それパーンチ!」というのは、皮肉っぽくも、毒っぽくも、あるいはストレートに勧善懲悪的にも受け止められるのでは、という懸念です。まあ一番最後みたいな楽しみ方をする人は、そもそもこんなサイトで買い物しないか。
しかし案の定、前述のキーホルダー販売ページの下の方には、ちっちゃく下のようなことも書かれており、アンチ・ブッシュのサイト姿勢もどこか信用ならない。
で、ちなみに「ムーア犬用おもちゃ」はこれ
反共和党で有名なドキュメンタリー映画監督、マイケル・ムーアをかたどった犬用のおもちゃ。これを思う存分犬に咬ませてうっぷんを晴らせというわけである。「ほうらジョン!にっくきムーアだ。好きなだけ咬むがいいよ。そら咬め。もっと咬め」って、しかしやってるほうがアホである。まあそりゃ、アンチブッシュキーホルダーをまともにぶら下げてるほうも同じかもしれないけど。しかしパッケージにしつこく「政治的ペット用おもちゃPOLITICAL PET TOYS」と書いてあるのが笑える。
ちなみに、2004年の大統領選の民主党候補、ケリーの犬用おもちゃもあるようです。
まあこういうブラックジョークとオアホ路線で政治をギャグにするという手法は問題含みにもなりうるということは映画『ボラット』で証明済み。それにBackwards BushのBackwardsは普通に考えれば「時勢に反した」「反動的」という意味だけど、「知恵おくれの」「発達障害の」とかいう意味を込めていると考えられないこともないような。そういうジョークはわたしは好きではない。
まあでも、このStupid.comは下品でもどこか憎めないところがあるような気がして。そうでもない?
そんなこんなのブッシュさよならカウントダウングッズだが、どうやらこちらのサイトも似たようなキーホルダーを発売している様子。エキサイトニュースで12日に紹介されていたみたいです。こちらのほうがキーホルダーのデザインは大人しめで、アホ感は抑えめ。
つーか全然英国事情じゃなかった。ふつーにこれぜんぶ合州国の話だし……
この商品の写真が撮影されたとき、正確に言って、ブッシュは残り
775日……
8時間……
34分……
そして21.9秒……
…の間、大統領職にある。
これをタイプしている今、ブッシュに残された時間は
775日………
7時間……
59秒……
そして7.7秒……
である!
今後2年間、いつ大統領ブッシュがその地位から降りて、大統領ヒラ……オホン、大統領何某が官邸に入るのかを知りたくなったときには、いつでもこの「逆向きブッシュキーホルダー」を見さえすればいいのだ。
このすばらしく政治的なキーホルダーは、ブッシュの残りの時間を10分の1秒単位でデジタルにカウントダウンするようにプログラムされている!あなたのまさに目の前で、貴重な一時間、一分、一秒が、2009年1月20日に向けてその針を進めていくのだ!確かに、長い道のりに見えるかも知れない。だが、「ジョージ・ブッシュ・カウントダウン・キーホルダー」は、しょせんはすべてが時間の問題であることを伝えているのだ。(ページの商品紹介文)
どうやらこの店は共和党(あるいはブッシュ)をコケにするのがかなりお好きなようで、ブッシュ商品をこのほかにもたくさん売っている。ボクシング練習用の「ジョージ・ブッシュ・パンチング・バッグ」だとか、ピーチ味の「ブッシュ弾劾ミント」(ピーチ味のハッカ菓子peach mintと弾劾impeachmentをかけたオヤジギャグ)だとか、あまり真面目な政治批判の感じられないおアホなものばっかり。
あと、「世界唯一の超越的権力を握らんとする合州国」の様子を描写しているとかいうこの「悪の枢軸指人形」とかはもう、アホというか、なんというかけっこうきわどいね。いや、例の「悪の枢軸」発言だの、それを支持する態度だのをコケにするふうにも遊べると思うんだけど、相手側の三つの国のほうを単純に馬鹿にするような遊び方をされちゃったりしないんだろうか。
いや、つまり、「ブッシュが悪の枢軸をパンチするぞ!ワハハハ。それパーンチ!」というのは、皮肉っぽくも、毒っぽくも、あるいはストレートに勧善懲悪的にも受け止められるのでは、という懸念です。まあ一番最後みたいな楽しみ方をする人は、そもそもこんなサイトで買い物しないか。
しかし案の定、前述のキーホルダー販売ページの下の方には、ちっちゃく下のようなことも書かれており、アンチ・ブッシュのサイト姿勢もどこか信用ならない。
共和党員へ
もしあなたがジョージ・ブッシュの支持者なら、ひょっとしてこの商品を手に入れようという気にはならないかもしれない。(では、こちらの「マイケル・ムーア犬用おもちゃ」はいかがです?)
で、ちなみに「ムーア犬用おもちゃ」はこれ
反共和党で有名なドキュメンタリー映画監督、マイケル・ムーアをかたどった犬用のおもちゃ。これを思う存分犬に咬ませてうっぷんを晴らせというわけである。「ほうらジョン!にっくきムーアだ。好きなだけ咬むがいいよ。そら咬め。もっと咬め」って、しかしやってるほうがアホである。まあそりゃ、アンチブッシュキーホルダーをまともにぶら下げてるほうも同じかもしれないけど。しかしパッケージにしつこく「政治的ペット用おもちゃPOLITICAL PET TOYS」と書いてあるのが笑える。
ちなみに、2004年の大統領選の民主党候補、ケリーの犬用おもちゃもあるようです。
まあこういうブラックジョークとオアホ路線で政治をギャグにするという手法は問題含みにもなりうるということは映画『ボラット』で証明済み。それにBackwards BushのBackwardsは普通に考えれば「時勢に反した」「反動的」という意味だけど、「知恵おくれの」「発達障害の」とかいう意味を込めていると考えられないこともないような。そういうジョークはわたしは好きではない。
まあでも、このStupid.comは下品でもどこか憎めないところがあるような気がして。そうでもない?
そんなこんなのブッシュさよならカウントダウングッズだが、どうやらこちらのサイトも似たようなキーホルダーを発売している様子。エキサイトニュースで12日に紹介されていたみたいです。こちらのほうがキーホルダーのデザインは大人しめで、アホ感は抑えめ。
つーか全然英国事情じゃなかった。ふつーにこれぜんぶ合州国の話だし……
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.07.20,Fri
ひさしぶりに食糧事情でも。
意外に知られていないけれどもイギリスでとても見つかりにくいもの
ハンドドリップのためのコーヒードリッパー!
いやあ万が一と思って日本から持ってきて良かったですよ。
ちなみに私が使っているのは無印良品の白い陶器のやつです。
上の写真のカリタの銅製のは(カリタのウェブサイトからDLした)、見た目わかりやすいから画像で使ってるにすぎません。単に白い陶器の奴は白背景でわけわかんなかったから。(そんな理由)カリタがよい会社かどうかもとくに知らないんだ。(無印よりは素人くさくないけど) とくだん宣伝の意図はないんだ。
いずれにせよ、これ、意外に知られてないっつーか単にわたしがイギリス生活の事前調査をぜんぜんしなかったせいで知らなかっただけなのかもしれない。まあわたしのイギリス・サバイバルはいつもそんな感じ。基本的に情報収集能力が極端に低いんです。しかしこれ学生とはいえ研究に携わる者のはしくれとしては致命的欠陥じゃないのか。なんか今更そんな気がしてきたぞ。まあいいや。がんばろう。
それはよいとして(よくない)、このコーヒードリッパーがあまり普及してないので、当然紙フィルターもあまり売っていません。
実はわたし、ドリッパーはもってきたがこの紙フィルターをもってきておりませんでした。
UK来ていっちゃん最初は、まさか無いなんて思ってもみなくて、Tescoとかそういう普通のスーパー行ってもなくて、血反吐がこみあげるほど色々と探し回ったあげく(少々誇張有☆)、中心街のWhittard of Chelseaというお茶屋さんに行ってようやく見つけました。ちなみにわりと高かった。80枚入りで4ポンドとかだった。
・・・・・・・約1000円か!たっけー!
(いまごろ気づく 照らさずとも良かった過去の闇)
ちなみに英語にはこういう時の心境を表す慣用句として”Let sleeping dogs lie" (寝た犬を起こすな)というものがある。ってか超有名だっての。ごめんなさい。この表現、「寝た子を起こす」「やぶへび」よりももうちょっと深刻な事態のときに使われる気がします。「触らぬ神にたたりなし」もどうかなあ。「風化しつつあった過去のいざこざを不用意につついて再燃させちまった。」みたいな感じです。ちょっと日本語の類似イディオムより深刻じゃありません?
まあそんなことはどうでもいいんだ。(箒でちりを掃く) 結局、紙フィルターですが、その後にUKにあそびに来た友人にまとめ買いしてきてもらいました。日本じゃ100枚200円とかだもんな。
機械のコーヒーメーカーだとドリップものも普及してるんですけどねえ。それでも紙フィルターを使うタイプばかりではないようです。プラスチックみたいな網が中についててフィルターの機能を果たしているのが多いんだ。わたしの実家にあったのは同じ仕組みでもみんな紙フィルター必要だったけどなあ。
ちなみに、じゃあみんな何でコーヒー作ってるの?というと、
イギリスの人びとはコーヒーを飲まない
というのは嘘で、飲みます。最近はお茶に代わってどんどん普及しているらしい。特に若い世代に。
そうしてイギリスならではだなあと思うのは、「紅茶は労働者階級的、コーヒーは中産階級以上的な飲み物として住み分けができつつある」というのが社会に幅広く共有された見方であることです。これはイギリスでのコーヒーの普及の仕方が他の国と違っているというよりは、そういう物言いがアカデミックな業界を超えてすぐさま普及するくらい、「階級」という位相の存在が多くの人びとにとって自明なんだと言ったほうがより的確なんじゃないかと思っとります。そういう分類の仕方、見分け方が、人びとの判断基準のなかにすぐさまスッと入ってくるんだなあと。紅茶とコーヒーを取り巻く社会現実がイギリスの人々の目にはそう把握されるんだなあ、と。
それは分かったから、じゃあイギリス圏の人びとは何でコーヒーを作るんだというと
これです。
カフェティエールCafetiereとかいう名前で呼ばれています。名前からしてフランス由来ですね。
つかこれ、日本では紅茶淹れるために使われているのしか見たことないんですけど、何がどうなって逆転してんでしょう。イギリスで、この透明グラスポットでお茶淹れてんの見たことありません。
・・・Wikipedia行って見てみましたが、別名はフレンチ・ポット、フレンチ・プレス。コーヒー・プレス。そんでもって、コーヒーを淹れるためのものであるとしか書いてありません。お茶にかんする言及は無し。
”History of the French Press”という関連外部リンクに飛んでみましたが、1850年代にフランスで金属製のが発明されて、1930年代にイタリア人がそれをガラス製に再開発うんぬんと書かれていますが、あくまでまずもってコーヒーメーカーであることが前提視された内容です。「[フレンチ・プレスの中には]コーヒー(そしてお茶)ポットとして人気のある製品がいくつかある」とか書いてあるだけだなあ・・・
なんでまた、これ、他の国ではメインの使用法であるらしい「コーヒー作り」が抜けて、二次的なものだったとおぼしき「お茶作り道具」として日本に伝わったんでしょうか。
でもこれで淹れたコーヒー、底に粉がたまってざらざらするんだよなあ・・・ハンドドリッパーのが優秀です。
つか、そもそもの疑問。冒頭であげたハンドドリッパーは日本にどこから伝わったんでしょうか?
こちらに来て以来、台所でコーヒーを淹れるするたびに、「何してんの?それ何?はじめて見た」って言われます。アフリカのとある国から来た人にも、地中海のとある国から来た人にも、台湾の子にも、もちろんUK出身の子にも言われた。ちなみにわたしの淹れるコーヒーはきまって濃すぎるの。わたしにはちょうどいいんだが。「濃いよ」と警告して出すんだけど、一回目は必ず渋い顔をされる。「うえっ、苦っ」みたいな。こっちのコーヒー薄すぎるんだもんよ。薄くて量多すぎだよ。
あ、ちなみにコーヒー豆はスーパーで売ってるフレンチ・ポット用ので、十分ハンドドリップもいけます。
しかしこのドリッパー、まさか日本で発明されたとも思えないし。きっと欧米圏のどっかから来たんだと思うんですが。日本語ウィキペディア行ってみたけど、「ドリッパー」で検索したら、「アキラ(ストリッパー)」「かんな(ストリッパー)」とかばっかり出てきちゃって、ワカンネ。
誰か知ってる人がいたら教えてください。
結論:イギリスに来るコーヒー好きはドリッパーを持参しましょう
意外に知られていないけれどもイギリスでとても見つかりにくいもの
ハンドドリップのためのコーヒードリッパー!
いやあ万が一と思って日本から持ってきて良かったですよ。
ちなみに私が使っているのは無印良品の白い陶器のやつです。
上の写真のカリタの銅製のは(カリタのウェブサイトからDLした)、見た目わかりやすいから画像で使ってるにすぎません。単に白い陶器の奴は白背景でわけわかんなかったから。(そんな理由)カリタがよい会社かどうかもとくに知らないんだ。(無印よりは素人くさくないけど) とくだん宣伝の意図はないんだ。
いずれにせよ、これ、意外に知られてないっつーか単にわたしがイギリス生活の事前調査をぜんぜんしなかったせいで知らなかっただけなのかもしれない。まあわたしのイギリス・サバイバルはいつもそんな感じ。基本的に情報収集能力が極端に低いんです。しかしこれ学生とはいえ研究に携わる者のはしくれとしては致命的欠陥じゃないのか。なんか今更そんな気がしてきたぞ。まあいいや。がんばろう。
それはよいとして(よくない)、このコーヒードリッパーがあまり普及してないので、当然紙フィルターもあまり売っていません。
実はわたし、ドリッパーはもってきたがこの紙フィルターをもってきておりませんでした。
UK来ていっちゃん最初は、まさか無いなんて思ってもみなくて、Tescoとかそういう普通のスーパー行ってもなくて、血反吐がこみあげるほど色々と探し回ったあげく(少々誇張有☆)、中心街のWhittard of Chelseaというお茶屋さんに行ってようやく見つけました。ちなみにわりと高かった。80枚入りで4ポンドとかだった。
・・・・・・・約1000円か!たっけー!
(いまごろ気づく 照らさずとも良かった過去の闇)
ちなみに英語にはこういう時の心境を表す慣用句として”Let sleeping dogs lie" (寝た犬を起こすな)というものがある。ってか超有名だっての。ごめんなさい。この表現、「寝た子を起こす」「やぶへび」よりももうちょっと深刻な事態のときに使われる気がします。「触らぬ神にたたりなし」もどうかなあ。「風化しつつあった過去のいざこざを不用意につついて再燃させちまった。」みたいな感じです。ちょっと日本語の類似イディオムより深刻じゃありません?
まあそんなことはどうでもいいんだ。(箒でちりを掃く) 結局、紙フィルターですが、その後にUKにあそびに来た友人にまとめ買いしてきてもらいました。日本じゃ100枚200円とかだもんな。
機械のコーヒーメーカーだとドリップものも普及してるんですけどねえ。それでも紙フィルターを使うタイプばかりではないようです。プラスチックみたいな網が中についててフィルターの機能を果たしているのが多いんだ。わたしの実家にあったのは同じ仕組みでもみんな紙フィルター必要だったけどなあ。
ちなみに、じゃあみんな何でコーヒー作ってるの?というと、
イギリスの人びとはコーヒーを飲まない
というのは嘘で、飲みます。最近はお茶に代わってどんどん普及しているらしい。特に若い世代に。
そうしてイギリスならではだなあと思うのは、「紅茶は労働者階級的、コーヒーは中産階級以上的な飲み物として住み分けができつつある」というのが社会に幅広く共有された見方であることです。これはイギリスでのコーヒーの普及の仕方が他の国と違っているというよりは、そういう物言いがアカデミックな業界を超えてすぐさま普及するくらい、「階級」という位相の存在が多くの人びとにとって自明なんだと言ったほうがより的確なんじゃないかと思っとります。そういう分類の仕方、見分け方が、人びとの判断基準のなかにすぐさまスッと入ってくるんだなあと。紅茶とコーヒーを取り巻く社会現実がイギリスの人々の目にはそう把握されるんだなあ、と。
それは分かったから、じゃあイギリス圏の人びとは何でコーヒーを作るんだというと
これです。
カフェティエールCafetiereとかいう名前で呼ばれています。名前からしてフランス由来ですね。
つかこれ、日本では紅茶淹れるために使われているのしか見たことないんですけど、何がどうなって逆転してんでしょう。イギリスで、この透明グラスポットでお茶淹れてんの見たことありません。
・・・Wikipedia行って見てみましたが、別名はフレンチ・ポット、フレンチ・プレス。コーヒー・プレス。そんでもって、コーヒーを淹れるためのものであるとしか書いてありません。お茶にかんする言及は無し。
”History of the French Press”という関連外部リンクに飛んでみましたが、1850年代にフランスで金属製のが発明されて、1930年代にイタリア人がそれをガラス製に再開発うんぬんと書かれていますが、あくまでまずもってコーヒーメーカーであることが前提視された内容です。「[フレンチ・プレスの中には]コーヒー(そしてお茶)ポットとして人気のある製品がいくつかある」とか書いてあるだけだなあ・・・
なんでまた、これ、他の国ではメインの使用法であるらしい「コーヒー作り」が抜けて、二次的なものだったとおぼしき「お茶作り道具」として日本に伝わったんでしょうか。
でもこれで淹れたコーヒー、底に粉がたまってざらざらするんだよなあ・・・ハンドドリッパーのが優秀です。
つか、そもそもの疑問。冒頭であげたハンドドリッパーは日本にどこから伝わったんでしょうか?
こちらに来て以来、台所でコーヒーを淹れるするたびに、「何してんの?それ何?はじめて見た」って言われます。アフリカのとある国から来た人にも、地中海のとある国から来た人にも、台湾の子にも、もちろんUK出身の子にも言われた。ちなみにわたしの淹れるコーヒーはきまって濃すぎるの。わたしにはちょうどいいんだが。「濃いよ」と警告して出すんだけど、一回目は必ず渋い顔をされる。「うえっ、苦っ」みたいな。こっちのコーヒー薄すぎるんだもんよ。薄くて量多すぎだよ。
あ、ちなみにコーヒー豆はスーパーで売ってるフレンチ・ポット用ので、十分ハンドドリップもいけます。
しかしこのドリッパー、まさか日本で発明されたとも思えないし。きっと欧米圏のどっかから来たんだと思うんですが。日本語ウィキペディア行ってみたけど、「ドリッパー」で検索したら、「アキラ(ストリッパー)」「かんな(ストリッパー)」とかばっかり出てきちゃって、ワカンネ。
誰か知ってる人がいたら教えてください。
結論:イギリスに来るコーヒー好きはドリッパーを持参しましょう
Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.06.28,Thu
「スコットランドの四季」
春
夏
秋
冬
・・・太陽はどこに!
夏と熱い青春はどこに!
まあ、画像ではちょっと見づらくなってますが、こう、一年中しとしと冷たい雨が降り続いて滅入った気が浮上する隙もない曇天国のようすを素敵に表してくれています。一年中はきっぱなしのながぐつが、もののあわれを感じさせます。
とりわけ哀しいのが夏。水たまりに半分浸かった瓶に、「サンオイル」と書いてあるのが涙をさそいます。夏気分を謳歌したくて堪らないのにおてんと様は非情です。しかしこれは誇張でもなんでもありません。実のところ、UKの人びとの太陽への熱い思いにはびっくりさせられるものがあります。少しでも日が出ると、みんな上着を脱ぎ捨て肩と胸元丸出しになって日光を全身にて謳歌します。日本の夏、かんかんと照りつける太陽を見ては日々鬱鬱たる溜息をついていたわたしとしてはカルチャーショックなものがあります。
「冬」では黄色くなった目に世界に対する怨恨と開き直りが見てとれます。現実の羊もこんなふうに世界に対する挑戦的態度を見せてくれると楽しいのですが、羊はつくづく主体性というものを片鱗も感じさせない動物です。誰か一匹がなんかのひょうしに走り出すと、理由もないのに十頭も二十頭もドタドタ走ってついてってしまいます。キリスト教における羊飼いと羊の比喩とか、ほんと良く言ったもんだよ。イギリスは迷える羊だらけですよ。ちなみに、UKとかアイルランドで緑の丘に遠目から白い点々が見えたら、それは十中八九、羊です。ほんと、どこにでもいます。ほんとに、どこにでもいます。
話がズレました。つーかこのカードみたいに冬に雪が降ればまだマシです。少しは季節を感じさせてくれますからね。冬も夏もほとんど変わりないのが実情なんじゃないのか・・・
わたしが出歩いた限りで言えば、このカード、スコットランドだけでなく、イングランドでもウェールズでもアイルランドでも当てはまりそうな気がします。
案の定とでも言うのかグッタイミンと言うのかバッタイミンと言うのか、一週間前あたりから、北アイルランドだのイングランドだの各地で大雨大水・住居浸水のニュースでもちきりです。また、今日は少し離れた田舎に住んでる知人を尋ねたのですが、午後5時の時点で外の気温が10度でした・・・ミッド・サマー・デイからわずか数日後・・・夏はどこに・・・。
春
夏
秋
冬
・・・太陽はどこに!
夏と熱い青春はどこに!
まあ、画像ではちょっと見づらくなってますが、こう、一年中しとしと冷たい雨が降り続いて滅入った気が浮上する隙もない曇天国のようすを素敵に表してくれています。一年中はきっぱなしのながぐつが、もののあわれを感じさせます。
とりわけ哀しいのが夏。水たまりに半分浸かった瓶に、「サンオイル」と書いてあるのが涙をさそいます。夏気分を謳歌したくて堪らないのにおてんと様は非情です。しかしこれは誇張でもなんでもありません。実のところ、UKの人びとの太陽への熱い思いにはびっくりさせられるものがあります。少しでも日が出ると、みんな上着を脱ぎ捨て肩と胸元丸出しになって日光を全身にて謳歌します。日本の夏、かんかんと照りつける太陽を見ては日々鬱鬱たる溜息をついていたわたしとしてはカルチャーショックなものがあります。
「冬」では黄色くなった目に世界に対する怨恨と開き直りが見てとれます。現実の羊もこんなふうに世界に対する挑戦的態度を見せてくれると楽しいのですが、羊はつくづく主体性というものを片鱗も感じさせない動物です。誰か一匹がなんかのひょうしに走り出すと、理由もないのに十頭も二十頭もドタドタ走ってついてってしまいます。キリスト教における羊飼いと羊の比喩とか、ほんと良く言ったもんだよ。イギリスは迷える羊だらけですよ。ちなみに、UKとかアイルランドで緑の丘に遠目から白い点々が見えたら、それは十中八九、羊です。ほんと、どこにでもいます。ほんとに、どこにでもいます。
話がズレました。つーかこのカードみたいに冬に雪が降ればまだマシです。少しは季節を感じさせてくれますからね。冬も夏もほとんど変わりないのが実情なんじゃないのか・・・
わたしが出歩いた限りで言えば、このカード、スコットランドだけでなく、イングランドでもウェールズでもアイルランドでも当てはまりそうな気がします。
案の定とでも言うのかグッタイミンと言うのかバッタイミンと言うのか、一週間前あたりから、北アイルランドだのイングランドだの各地で大雨大水・住居浸水のニュースでもちきりです。また、今日は少し離れた田舎に住んでる知人を尋ねたのですが、午後5時の時点で外の気温が10度でした・・・ミッド・サマー・デイからわずか数日後・・・夏はどこに・・・。
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まめやもり - mameyamori
怠け者のちいさなやもりですが色々ぶつぶつ言うのは好きなようです。
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
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Please excuse my poor English -- I am still under training
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