本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2006.07.14,Fri
Da Vinci Codeです。まだ読んでます。(ぼりぼり)←太股らへんを掻きました
現在三分の二くらい。これまでのレポートはコチラ
何というかこの本・・・こう、読み始めると止まらないのだが一端読むのを止めるとしばらく手が伸びない本だな・・・わたしはかっぱえびせんでコレにはならないのだがカリン糖でコレになる。(我ながらどうでも良い告白だ)
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何というかこの本・・・こう、読み始めると止まらないのだが一端読むのを止めるとしばらく手が伸びない本だな・・・わたしはかっぱえびせんでコレにはならないのだがカリン糖でコレになる。(我ながらどうでも良い告白だ)
ちょっとデカダンなオカルトうんちく系とラブロマンスとサスペンスが入り交じった話なのかと思いきやなんか 和製ファンタジーみたいな話になってきたよ! 超・高貴で聖なる王の血筋が2000年間ひっそりと連綿と続いててその血筋は歴史上で一国の王とかにもなったが、常にそれを根絶やしにしようとする権力に脅かされつつ細々と生き延びて・・・って、うーん。確かにトンデモなことはトンデモなのだが、衝撃の問題作というよりはなんというか・・・オバカなトンデモ感だ。ああ、あれだ。FSSに似てる。
そして表向きのラディカルさに反して、実はとってもコンサバな内容だなあと思う。いや、これもFSSをコンサバと見るならば、という話だが。それもこうオバカなコンサバ感だ。人間離れしているほど聖なる血筋だったり強力だったりするやんごとなき人たちの時空を超えたおとぎ話。生まれついての王の血がひっそりと続いていくその系統そのものが世界の秘密・・・という、封建主義と優生主義が融合してる始末の悪い話なんだけど、あまりにトンデモにコンサバすぎて、これをコンサバと呼ぶと真面目なコンサバは怒るんじゃないか?と思えるような。あれ、そういえば(宮崎駿の)ラピュタもそうだ。いやでもわたしはラピュタは好きだ。なんでだろう。ああそうか、存在自体があからさまに「やりすぎ」で、ある種の保守的権力主義のカリカチュアであるから、ムスカはあんなに愛すべき存在なのだな。納得。(なんか適当にこじつけた感があるな)
しかしあれだなあ。こう、ダビンチコードのこんだけのブームとベストセラーぶりを見るに、「男性原理と女性原理とは相反した二つの双方不可欠な本質でその融合こそが世界の真理を表しているのだ」みたいなやつこそが、いちばん世に受け入れられやすい「フェミニズム」のかたちなのかしら。まあそうかもな。男女がどうこうっていう主張について言えば、この本、マイルドに保守的な態度の典型を見せているんじゃないかしら。そういやこの男性原理と女性原理の融合云々って中沢新一も『森のバロック』で言ってたような(うろ覚え)あと確か中禅寺秋彦も似たような演説を垂れていた気がする。狂骨で。(こっちもうろ覚え)・・・ああ、やっぱり「オープン・マインデッド」な保守派って感じ。
しかしまあ、相思相愛のお互いを助け合う夫と妻→殉死する夫→その子を宿す妻→迫害に耐えながらもその子を育てることで夫の精神と血を後生に伝えていく妻・・・って、こう、どこぞで見たようなプロットではありませんか。というか、これ国や地域によってはジェンダーロールを規定する政治神話まんまだよ。直球ストライクに。なんかすごいなあ。(すごいと思った)
しかしまだ三分の二ですからね!まだ何とも言えないね!今後どんなどんでん返しが来るのかね!(どきどきわくわく)
とりあえず今週中に読み切らないかもしれない。(やる気はあるのか)
そして表向きのラディカルさに反して、実はとってもコンサバな内容だなあと思う。いや、これもFSSをコンサバと見るならば、という話だが。それもこうオバカなコンサバ感だ。人間離れしているほど聖なる血筋だったり強力だったりするやんごとなき人たちの時空を超えたおとぎ話。生まれついての王の血がひっそりと続いていくその系統そのものが世界の秘密・・・という、封建主義と優生主義が融合してる始末の悪い話なんだけど、あまりにトンデモにコンサバすぎて、これをコンサバと呼ぶと真面目なコンサバは怒るんじゃないか?と思えるような。あれ、そういえば(宮崎駿の)ラピュタもそうだ。いやでもわたしはラピュタは好きだ。なんでだろう。ああそうか、存在自体があからさまに「やりすぎ」で、ある種の保守的権力主義のカリカチュアであるから、ムスカはあんなに愛すべき存在なのだな。納得。(なんか適当にこじつけた感があるな)
しかしあれだなあ。こう、ダビンチコードのこんだけのブームとベストセラーぶりを見るに、「男性原理と女性原理とは相反した二つの双方不可欠な本質でその融合こそが世界の真理を表しているのだ」みたいなやつこそが、いちばん世に受け入れられやすい「フェミニズム」のかたちなのかしら。まあそうかもな。男女がどうこうっていう主張について言えば、この本、マイルドに保守的な態度の典型を見せているんじゃないかしら。そういやこの男性原理と女性原理の融合云々って中沢新一も『森のバロック』で言ってたような(うろ覚え)あと確か中禅寺秋彦も似たような演説を垂れていた気がする。狂骨で。(こっちもうろ覚え)・・・ああ、やっぱり「オープン・マインデッド」な保守派って感じ。
しかしまあ、相思相愛のお互いを助け合う夫と妻→殉死する夫→その子を宿す妻→迫害に耐えながらもその子を育てることで夫の精神と血を後生に伝えていく妻・・・って、こう、どこぞで見たようなプロットではありませんか。というか、これ国や地域によってはジェンダーロールを規定する政治神話まんまだよ。直球ストライクに。なんかすごいなあ。(すごいと思った)
しかしまだ三分の二ですからね!まだ何とも言えないね!今後どんなどんでん返しが来るのかね!(どきどきわくわく)
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怠け者のちいさなやもりですが色々ぶつぶつ言うのは好きなようです。
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
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