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本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
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Posted by - 2024.05.17,Fri
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2009.02.23,Mon
タイトルは間違い。
正しくはEU圏外からの移民について規制を強める方針についてのニュースでした。

読み返したら素で激しく読み間違えていたので訂正します。(23.March.2009)
いやだけど、「イギリス外で生まれた労働移民」の話をしてて、「イギリス人にまず求人広告を出す決まり」の話をしてて、「EU内からの移民に対する規制はこれまで無かった」という話をしていたのに、じっさいの規制はnon-EUの話なのね。文脈の変化についてってませんでした(と、みっともなく言い訳する)。


---


おわーこれはけっこうなバリアでは……。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/7904393.stm

UK内務大臣のスミスがEU内からの移民労働者についても高い受け入れ基準を設ける方針を公表。もともとEU外からの労働者にはたっかいバリアがあって、ビザ取るのはそんなにたやすくないんですが、それを「イギリスのシチズンシップ(国籍のようなもの)をもたない人間」全部に広げるということかな。 4月から導入される実際の規制はnon-EU workersなので、EU外からの人間に対するものでした。失敬失敬。

そしてその受け入れ基準はというと、

From April, non-EU workers wanting to come to Britain without securing a job beforehand must have a master's degree - rather than a bachelor's degree, as currently - and a previous salary equivalent to at least £20,000.


とのことなので、修士号を持ってて、以前の収入がUKポンドに換算して2万ポンド/年、とのことですよ。この2万ポンド/年というのは、現在の超円高状態だと300万円/年、UKの生活感覚に換算すると400万円/年の収入って感じでしょうか。たしかに修士を持ってる20台の人とかは大体このくらいの年収で働いている気がします。だけどUK以外のヨーロッパ、とくにこの規定が想定している東欧や南欧の国だとかなりの高収入になるのでは? UKって物価が高いって有名だし……
うーん「中産階級以外はうちの国に来るな」というメッセージを数字化・制度化するとこうなる、という感じでしょうか。イカニモだわ、、、

経済危機の勃発以来、全体的に社会が移民問題についてピリピリしてる気がします。ラジオの討論番組でもよく話題になってるわー。もともと非EU圏からの移民は高い規制があるので、最近は矛先が、2000年代になって移民が増加している東欧圏に向いてる感じです。
今回の方針はわたしたちのようにアジア圏のパスポートをもつ人間には直接の影響はありませんが、全体的なピリピリ度が感じられるようで、ウーンというところですね。 でなくて、もろにわれわれEU外からの人間についての話でした。現在は、イギリスで学位を取った人間には2年間の仕事探し猶予ビザ(公式な名前なのかはわからないが、post-study visaと呼ばれる)が与えられるようになったのですが、まず仕事を見つけてからでないと、移住は難しくなったという感じでしょうか。
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2008.12.18,Thu
http://play.sockandawe.com/



つかヒットした瞬間思わず声を出して笑ってしまったよ。わたしは3回トライして最高得点が5点。(ひくい!)シューティングは苦手なのです。

しかしググったらすでに日本でも有名なようでびびった。わたしはコチラのブログさんで知りましたが、ほかにもいろいろ種類も出ているようであります。


一点気になるのが(これも上記のブログさんで書かれていることではありますが)靴を投げたジャーナリストが取り押さえられた後にかなりの暴力を受けているのでは? とのニュースがBBCで流れていること。このジャーナリストが拘禁中に腕と肋骨を骨折し内出血を起こしたようだと、彼の兄がBBCに語ったとか。(イラク軍側はこれを否定。)ちなみにイギリス時間で16日19時の段階では彼はまだ拘禁中で、釈放を求めたデモが起きているようです。イラク国内で英雄扱いされているようではありますが、いっぽうではブッシュとイラク首相を危険にさらした罪で、二年の服役を言い渡される可能性もあるんだとか。しかし危険にさらしたって、なあ。

もうひとつ。このジャーナリストが靴を投げつけ、それが英雄視された背景には、アラブ文化圏では「靴の裏を見せる」というのが「蔑み」のジェスチャーである、という文化的理由もある云々と報道されています。まあ、英米や日本でだって「靴を投げつけられた」はペンだのノートだのを投げつけられるよりお笑いニュースでありますから、どこまでこの「文化の特殊性」の話を今回の事件にあてはめてよいやらわかりませんが、それでも興味深いなーと少し思いました。なにが興味深いかというと、イラクの人にとっては、これは象徴的な攻撃として他文化圏の人間(たとえばブッシュやその関係者)より大きな意味をもつのかもしれないってことです。象徴的な攻撃というのは、言葉の暴力であれ間接的な嫌がらせであれ、なんであれそうですが、相手が傷ついた瞬間に、攻撃-ダメージとして作動するんですね。AさんがBさんに侮蔑的な発言を投げつけたとき、Bさんがそれが侮蔑語なんだと理解していなければ、すなわちBさんがそれによって傷つかなければ、その発言は攻撃にならないわけです。(差別発言というのは、こういう「当事者でなければそのひどさがわからない」文脈をうまく利用した嫌がらせだから卑怯なわけです。外の人間からすれば「何がひどいの?怒りすぎでしょ」という反応になってしまう)

そんで、もしイラクで「靴の裏を見せる」というのが象徴的な侮蔑の意味をもつのだとしたら、その侮蔑性はブッシュだとかその関係者にはあんまりよくわかってないんじゃないかと思うんですよね。つまり、象徴的攻撃としてある意味では「はずしている」とでもいうのか。(物理的にも惜しくもはずしましたが。まあ、結果論としてはずしてよかったのかもしれないと思うけど……)

ただし、これは戦略的な「はずし」として評価できるのかもなーという気もします。侮蔑という象徴的な攻撃は、「当たった」場合(その行為や言葉の意味を攻撃された側が肌感覚として知っていた場合)、人をものすごく感情的にさせるんですよね。「侮蔑」のジェスチャーの文化的な差異をうまく利用して、攻撃した側はそこに含まれた意味の大きさに「してやったり」「よくやってやった」とほくそ笑む。攻撃された側は、「靴投げられただけでしょ」程度にしか思っていない。ちょっとでも自分たちが攻撃されたとか歯向かわれたと思うや、圧倒的軍力でえぐいまでに歯向かった人間をぶっつぶそうとするのが軍とか国家というものですから、ある意味で彼らにその「侮蔑」が伝わらないほうが、得策なのかもしれない。人類学的に言えば「日常的抵抗の実践」の話? わはは。

それにまあ、アラブ文化圏における「侮蔑」として作用しなくても、りっぱに「大統領に靴を投げつけ、全世界に報道され、褒めたたえられる」という意味では象徴的に大きな行為を成し遂げたともいえます。ブッシュは「こういうことして目立ちたがる奴ってどこにでもいるんだよね」(意訳)と記者に語ったそうですが、この件に関してはメディア戦略として(結果的に)そのジャーナリストに軍配があがっているような気がする。

Posted by まめやもり - mameyamori - 2008.11.27,Thu
 インド・ムンバイ(旧名ボンベイ)での襲撃のニュース。BBCニュースサイトを開けたらこの件で全面が占められていたので驚いた。82人が死亡(イギリス時間で午前3時現在)とは、2006年の同ムンバイでの鉄道爆破事件とまではいかなくとも、かなり大規模な事件だ(この2006年の事件、かなり多くの死傷者を出した記憶があったのだが、BBCによれば190人、ガーディアンによれば少なくとも200人の死者が出たという)。
 今回標的になったのは高級ホテル、鉄道駅、レストラン、病院その他少なくともムンバイ市内の七カ所とある。BBCの報道からも、まだ全容がよくわかっていない印象を受ける。
 しかしガーディアンがインドでの1990年以降の類似の事件をリストにしている(http://www.guardian.co.uk/world/2008/nov/26/india-attacks-timeline)のだが、あらためて見るとここ数年多くの死傷者を出す陰惨な爆破事件があいついでいるのがわかる。とくに2008年に入ってからがひどいのか。

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