本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2006.07.12,Wed
現在9月から引っ越す部屋を探し中。
現在は大学の寮のようなところに住んでいるのだが、ここは9月の始めに出ることになっている。契約が一年で切れるからだ。
こっちに来る前は、あんまり賃貸システムもわからないし交渉を満足にできる気もしないし大学の寮が一番安心だろう、と思ってここにしたわけだが、今考えてみれば一年目からプライベートのところに住めば良かったかもと思う。他の街でどうなのかは良く知らないけれど、少なくとも今わたしがいるのは大学関係者の多い街なので、必然的に海外からの留学生も多く、大家さんも英語がネイティブでない人間にわりと慣れている。これまで三軒見てみたけれど、三軒とも大家さんはつい最近まで留学生をステイさせていたと言っていた。
さて。学生がイギリスに住むとなると、大きく分けて三つの形態があるようだ。まず一つは大学寮。そして、他の学生数人と一つの家やフラットに一緒に住むというもの。そして、開いた部屋を貸してる家族のおうちに間借りする、というもの。一人でキッチン・バス・トイレ完備の部屋(スタジオとか呼ばれる)に住む場合もあるようだが、これはとにかくバカ高く学生だとあまり一般的でない。今まで二・三人しか聞いたことがない。
わたしがここで「プライベート」と呼んでいるのは、大学寮以外の一般のお家やフラットのことである。
で、プライベートの何が良いって、お家もお部屋がやたら可愛いところが多いのだ。とくに内装!イギリスは古い建物を再利用するシステムが日本より断然整っているので(建物がほとんど石造りだというせいもあるだろうが)ビクトリア朝期のお家とか第二次大戦前のお家とかがごくごく普通に残っていて、学生が住むような安い家でもそういうのがたくさんある。これ「うわーボロだ」って敬遠する人も多いのかもしれんが、たいていはちゃんと内装が整えられている・・・と・・思う(自信ナシ)。でも白い壁に出窓に暖炉、小さなお庭もあったりしてほんと可愛いんだよ!そう、わたしは日本にいたときから「新築」にまったく惹かれぬ人間であったのだ。鉛筆が床を転がるほど傾いていても良いし寝ている最中に天井裏でネズミの足音がしても気にしないしそんで安くて古めかしいなら古めかしい方が良いという人間であった(やもりとかトカゲなどむしろ大歓迎だ ゴキブリはイヤだが)。したがってこういうのは大変うれしい。
それに比べて大学寮の部屋の味気ないこと!寮によってはシャワーユニットとトイレが部屋に付いているのもあって(現在住んでいるのがこれ)、それで間借りとほぼ同じ値段だったりするので、シャワー絶対部屋に欲しい!という人には良いのかもしれないが・・・それにしても超狭いし隣との壁薄いし窓小さいしトイレからシャワーからベッドから何から何まですべてがイカニモ大量生産品といった感じだし・・・うーむ。ほんと贅沢に育てられた実験用ネズミにでもなった気がしましたよ。(ネズミなのに個室を与えられるという贅沢。なんか良くわからない比喩だな)
一年前にはちっとも知らなかったのだけれど、間借り人探してるお家の情報とか同居人探してる学生の情報とかは大学のアコモデーション・オフィスのウェブサイトでいっぱい手に入る。うーん最初からこっちにしてりゃ良かったなあ。これから留学でイギリスに来る人、もし読んでたら、大学寮だけに選択肢を絞る前にちょっとプライベートセクターについてアコモデーションオフィスに尋ねてみる価値はありますよ。他の大学のこと知らないけど、どこもこんな感じなんでないかな。
というわけで、現在私が探しているのは間借りタイプ。要は日本で言う旧式の「下宿」というやつだ。だいたいはお家の台所を使って自炊だが、朝ご飯だけとか、まれに夕ご飯を作ってくれるところもあるらしい。お風呂は家によって色々で、家族と共同で使うところもあれば、2・3人の下宿人用に別のバスルームがあるお家もある。
利点は、住む期間などが非常にフレキシブルであること。フラットや家を借りた場合には半年とか一年など契約期間がガッチリ前もって決まっており、それ以前に出るなら代わりの人間を探さなければならない(!)ことが多いが、間借りの場合は大家との交渉次第。まあ欠点は、大家さん家族と住むのでハメをはずしにくいというところかな・・・イギリスで生まれ育った元気で若い学生はあんまりこの間借り選択肢は選ばないようだ。とくに酒飲んで騒ぐのが好きな学生は。いやわたしも酒を飲むのは好きだけどね。でも酒飲んだら騒ぐよりダラダラすんのが好きだから大丈夫だろう(超楽観的観測)・・・とりあえず、わたしの場合は9月からの予定がはっきりしないので間借りタイプを選んだ。あと、あれだな。イングランドの一家族の生活をいっぺん内側から見てみるのも面白いんではないかな。と思ったというのもあるな。
そんなわけで一ヶ月くらい前から開始したおうちハント。冒頭にも書いたように三軒家を回ったが、それぞれ特徴があってどれもけっこう面白かった。まあそのレポートについてはまた次回といたしやしょう。
現在は大学の寮のようなところに住んでいるのだが、ここは9月の始めに出ることになっている。契約が一年で切れるからだ。
こっちに来る前は、あんまり賃貸システムもわからないし交渉を満足にできる気もしないし大学の寮が一番安心だろう、と思ってここにしたわけだが、今考えてみれば一年目からプライベートのところに住めば良かったかもと思う。他の街でどうなのかは良く知らないけれど、少なくとも今わたしがいるのは大学関係者の多い街なので、必然的に海外からの留学生も多く、大家さんも英語がネイティブでない人間にわりと慣れている。これまで三軒見てみたけれど、三軒とも大家さんはつい最近まで留学生をステイさせていたと言っていた。
さて。学生がイギリスに住むとなると、大きく分けて三つの形態があるようだ。まず一つは大学寮。そして、他の学生数人と一つの家やフラットに一緒に住むというもの。そして、開いた部屋を貸してる家族のおうちに間借りする、というもの。一人でキッチン・バス・トイレ完備の部屋(スタジオとか呼ばれる)に住む場合もあるようだが、これはとにかくバカ高く学生だとあまり一般的でない。今まで二・三人しか聞いたことがない。
わたしがここで「プライベート」と呼んでいるのは、大学寮以外の一般のお家やフラットのことである。
で、プライベートの何が良いって、お家もお部屋がやたら可愛いところが多いのだ。とくに内装!イギリスは古い建物を再利用するシステムが日本より断然整っているので(建物がほとんど石造りだというせいもあるだろうが)ビクトリア朝期のお家とか第二次大戦前のお家とかがごくごく普通に残っていて、学生が住むような安い家でもそういうのがたくさんある。これ「うわーボロだ」って敬遠する人も多いのかもしれんが、たいていはちゃんと内装が整えられている・・・と・・思う(自信ナシ)。でも白い壁に出窓に暖炉、小さなお庭もあったりしてほんと可愛いんだよ!そう、わたしは日本にいたときから「新築」にまったく惹かれぬ人間であったのだ。鉛筆が床を転がるほど傾いていても良いし寝ている最中に天井裏でネズミの足音がしても気にしないしそんで安くて古めかしいなら古めかしい方が良いという人間であった(やもりとかトカゲなどむしろ大歓迎だ ゴキブリはイヤだが)。したがってこういうのは大変うれしい。
それに比べて大学寮の部屋の味気ないこと!寮によってはシャワーユニットとトイレが部屋に付いているのもあって(現在住んでいるのがこれ)、それで間借りとほぼ同じ値段だったりするので、シャワー絶対部屋に欲しい!という人には良いのかもしれないが・・・それにしても超狭いし隣との壁薄いし窓小さいしトイレからシャワーからベッドから何から何まですべてがイカニモ大量生産品といった感じだし・・・うーむ。ほんと贅沢に育てられた実験用ネズミにでもなった気がしましたよ。(ネズミなのに個室を与えられるという贅沢。なんか良くわからない比喩だな)
一年前にはちっとも知らなかったのだけれど、間借り人探してるお家の情報とか同居人探してる学生の情報とかは大学のアコモデーション・オフィスのウェブサイトでいっぱい手に入る。うーん最初からこっちにしてりゃ良かったなあ。これから留学でイギリスに来る人、もし読んでたら、大学寮だけに選択肢を絞る前にちょっとプライベートセクターについてアコモデーションオフィスに尋ねてみる価値はありますよ。他の大学のこと知らないけど、どこもこんな感じなんでないかな。
というわけで、現在私が探しているのは間借りタイプ。要は日本で言う旧式の「下宿」というやつだ。だいたいはお家の台所を使って自炊だが、朝ご飯だけとか、まれに夕ご飯を作ってくれるところもあるらしい。お風呂は家によって色々で、家族と共同で使うところもあれば、2・3人の下宿人用に別のバスルームがあるお家もある。
利点は、住む期間などが非常にフレキシブルであること。フラットや家を借りた場合には半年とか一年など契約期間がガッチリ前もって決まっており、それ以前に出るなら代わりの人間を探さなければならない(!)ことが多いが、間借りの場合は大家との交渉次第。まあ欠点は、大家さん家族と住むのでハメをはずしにくいというところかな・・・イギリスで生まれ育った元気で若い学生はあんまりこの間借り選択肢は選ばないようだ。とくに酒飲んで騒ぐのが好きな学生は。いやわたしも酒を飲むのは好きだけどね。でも酒飲んだら騒ぐよりダラダラすんのが好きだから大丈夫だろう(超楽観的観測)・・・とりあえず、わたしの場合は9月からの予定がはっきりしないので間借りタイプを選んだ。あと、あれだな。イングランドの一家族の生活をいっぺん内側から見てみるのも面白いんではないかな。と思ったというのもあるな。
そんなわけで一ヶ月くらい前から開始したおうちハント。冒頭にも書いたように三軒家を回ったが、それぞれ特徴があってどれもけっこう面白かった。まあそのレポートについてはまた次回といたしやしょう。
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時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
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