本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2009.06.28,Sun
今回(というかすでに1年半前ですが)イタリアに行ったのは、11月のはじめ。オフシーズンの始まりあたりですが、実は振り返ってみれば、これはかなり狙い目な時期だったのではないかと思います。
たしかに観光名所でオフシーズンの開館時間(オンシーズンより短い)になっている場所もあります。でも、気候はまだまだあったかいし、イタリア程度の緯度になると、秋分を過ぎていてもそれほど日は短くない。これがイギリス程度の緯度になると、10月以降の観光は、かなりスケジュールを工夫しないといけないんですが……
あと、なんといっても 宿が安い。 これかなりのポイントだと思いました。
わたしは旅行をするときにはだいたいウェブで安宿を見つけますが、今回もその例に漏れません。使用したのは、以下のサイトです。
Hostelworld
最近は日本語対応もしてるようです。日本語ページのほうが英語ページよりも物件が少ないとか、値段が高いとか、そういうことはないと思います。
どこに旅行する時でもだいたい一泊7千円以下を基準としているわたしにとっては、三ツ星とか四ツ星ホテルとかはほとんど見ません。「ベーシックな設備があって、個室で、そこそこ清潔で、安眠できればそれでいい」くらいのわたしのニーズに合ってたイタリアの宿は、「B&B」(ベッドアンドブレクファスト)と呼ばれるタイプの宿でした。
これ、イギリスを知ってる人なら「なーんだ聞くまでもないよ」って感じの単語だと思うんですが、このイタリア版のB&B、イギリスのB&Bすなわち民宿とはかなり雰囲気も勝手も異なるので、注意しましょう。というか、安宿の方向性としては「正反対」ですらあります。
というのも、イギリスやアイルランドのB&Bは、庶民的な内装や狭い部屋で宿賃を押さえながらも、人間くささを感じさせるサービスや、宿の主人との世間話、そしてやはり庶民的かつ愛すべきボリューム満点イングリッシュ(アイリッシュ/スコティッシュ)・ブレクファストを楽しむ場所であるわけです。それに対しイタリアのB&Bは、どっちかというと放任主義。とにかく、宿の人間がいない。まるでアパートの一室の一寝室を、その日だけ借りたような感覚です。ある意味気ままではある。だから、キッチンとかすごーくふつーのアパートのキッチン。そこを、セルフサービスで宿泊客で共有するわけです。ただ、自炊はできないところもある。コーヒーを入れたり、置いてある朝食をあっためたりする程度ですね。
じっさいのところ、このイタリア版B&Bは、普通にアパートメントが入ってるビルディングの一室とかに入ってることが多いようです。たぶん家族経営とかで、四つか五つ寝室がある大きめのアパートの一室を、ホテルとして借りて、寝室を旅行者に一室ずつ貸しているという具合です。
今回、わたしたちはローマ2箇所、ナポリ1箇所の宿に泊まりましたが、このうちローマの1箇所とナポリがB&Bでした(ローマのもうひとつは、普通の安ホテルだった)。三カ所とも、2007年11月時点で一人25ユーロ程度(二人一部屋)。かなりの円安だった当時でも、一人四千円前後です。たぶんオフシーズンだったからだと思うのですが、お買い得でした。円高の今ならもっともっとリーズナブルな計算になるのでは?
じゃあ、そんな安くて「内容は……?」ということになると思うのですが、ローマのホテルとナポリのB&Bは、正直大満足でした。「浴室共同」の料金で予約したのに、オフシーズンで空いていたせいか、浴室つきの部屋にランクアップしてくれたのが嬉しかったというのもあります。とくにナポリの部屋は、新しくて大きな浴室(バブルバスつき)がついていて、かなり嬉しかったです。三泊したけど毎日バブルバス浸かってました。
まあ、最後に泊まったローマのB&Bは「値段相応かなあ……」という感じでしたが(笑)。
しかし、リーズナブルなイタリア版B&Bといえど、やはり気をつけなければならない点、欠点などはあります。たとえば
・見つけにくい
これが一番かなあ。先に書いたように、ごく普通のアパートメントの一室が宿になっていて、同じビルのまわりの部屋はおそらく普通の住居であるため、とにかく入り口が見つけにくいです。たとえばナポリの場合は宿の名前のみ、かろうじて一階の建物の入り口に書いてあるものの、どこからどう行けばよいのかさっぱり。さらに、エレベーターはものすごく年季が入っていて、呼んでも呼んでも待てど暮らせど降りてこない。かといって、重たいスーツケースを持ったまま、どこまで上がらなければいけないかもわからない階段を登るなんて疲れきった体には狂気の沙汰。
結局、友人にわたしのスーツケースを託して一階で待ってもらい、わたしが階段を上がって一階一階ホテルがないかチェックしなければならない羽目に。結局、予約したB&Bはエレベーターの最上階+階段を一階分登ったところにありました……エレベーター最上階まで届いてないのね……
あと、エレベーターが降りてこなかったのは、誰かがおそらくドアをしっかり閉じていなかったため と後に判明しました。ドイツでも、スイスでもそうだったけど、大陸ヨーロッパでこういうタイプの手動ドアのエレベーター、多いんだよね……
ローマのB&Bでもまた別の見つけにくさが。こっちは、予約ページで「ここに来てください」と記されていた住所が、ホテルではなくオーナーの家だった。当然、一階のアパートのインターホンにはホテルの名前ではなく個人名が……。結局、ごめんなさいを言う覚悟でインターホン押しましたが、あれは心臓に悪いです。
インターホンで「これこれこういうホテルを探してるんですけど……」と言うと、オーナーさんが降りてきて、200mほど離れたところにあるホテルまで案内してくれました。
だから、けっこう交渉というかコミュニケーションが重要になります。……が!
・英語が通じにくい場合がある
大観光地であるローマのふたつのホテルではそうでもなかったですが、ナポリのはちょっと大変でした。まず、着いた当日にいた担当スタッフさんに、「エレベーターが動かない」というのがまず説明できない。もちろん、イタリア行くのにイタリア語をろくに学んで行かなかったわたしが悪いんですが……。あと、わたしがイギリス英語に慣れすぎていたのがよくなかった。"Elevator"って米語で言えば通じたんだね。イギリス英語の”Lift”を連発したって、通じないこともあるわな。
結局、そのスタッフさんが携帯電話で誰かを呼び出して、その新しく来た人にお相手してもらいました。申し訳ない。
それから、
・ほったらかしにされる
掃除はゆきとどいているんですが、とにかく宿の人とまったく顔を合わせないため、こっちの希望を伝えることができない。あと、宿の人が気づかないと、生活必需品や朝食の補給がない(涙)。
ナポリ最終日ではトイレットペーパーが底をつきそうになったため、ベッドの上とフロントと二カ所に「トイレットペーパーを置いてってください」と置き手紙をして出かけました。(返って来たら補充してあった。やはり押しの強いコミュニケーションが大事。)
あと朝食は、上に書いたみたいにセルフサービスなんですが、コーヒーと牛乳とジュースと甘いパンちっちゃいのが一個程度。ナポリのB&Bにいたっては、パンさえなくてお菓子みたいな袋詰めのラスクのみ。置いてある果物はいくら食べてもよさそうだったが、一人一日一個食べてたら補充されないのでそのうち無くなってきて、最終日には半分腐りかけたリンゴ一個しかなかった。
イギリス・アイルランド風の田舎臭くて垢抜けないけどボリュームたっぷりの朝食(果物、ヨーグルト、シリアル、玉子、ベーコン、ハム、豆、ブラックプディングにたっぷりのミルクティ)に慣れた身としては、ちょっとひもじかったです。
あと、このB&Bでは朝食食べてる途中に工事のおじさんたちがやってきたんだけど、スタッフがいないからわれわれが対応するはめに。といっても、われわれはイタリア語が喋れないので、ジェスチャーで(?)「旅行客です」と説明。伝わったかどうかわけがわからなかったですが、ひもじい朝食をかじる横でおじさんたちが工事の準備を始めるというシュールな経験でした。
あまりにひもじかったので、前日に買って来て朝食に食べたナポリ名物のお菓子スフォリアテッラ(Sfogliatelle)。
パイと菓子パンの中間くらいの感じで、見た目はあまり大きくないが、とにかく重くてボリューム満点。サクサクで大変おいしい。中にはリコッタチーズのクリームが入っている。
チョコ版とかレモン版とかも買ってみたけど、シンプルなスフォリアテッラが甘すぎず、くどすぎず、一番おいしかったです。
あ、セルフサービスのコーヒーはイタリアらしくすべてエスプレッソ。下記のようなエスプレッソ・ポットを使って作ります。モカ・ポットと呼ばれるらしい。このポット、イギリスでもエスプレッソを作るときには日常的に使われますが、わたしは使ったこと無かったので、今回の旅行で最初はちょっと戸惑いました(汗)。下部にお水を入れ、昼間部のバスケットみたいな部分にコーヒーをいっぱいいっぱいに入れて、火にかける。ポコポコ音が鳴り終わると、水が全部コーヒーバスケットを通ったしるしで、エスプレッソのできあがり。
でっかいエスプレッソマシーンを使わなくても、こんなプリミティブな器具でエスプレッソってできるんですね。まあ、味もどちらかというと素朴な感じで、洗練されたコーヒーはできないのかもしれないけれど。
ま、そんなわけで色々と文句やドタバタ騒ぎはありましたが、総じて言えば、オフシーズンっていうこともあって、リーズナブルなお値段で快適な宿経験ができたかな、とは思っています。安宿めぐりをする旅行者としては、こういうドタバタも旅の思い出にしたいなあという感じです。
さて、今回で2007年イタリア旅行記もとうとう終わり。ご愛読いただいた方がいるのかどうかわかりませんが、どうもありがとうございました! というか、旅行はすっごく楽しいのに返ってくるとディテールをすぐに忘れてしまうので、できるだけ感激を自分の心に残すための、自分のための記録ですな。とはいえ、もうけっこう忘れつつあるが……過去ログを見返してみると、「序章」のアップが2007年11月だから、旅行から帰ってきた直後……わたしは1年半も何やっとんだ。
このイタリアに行った後も、イングランドの中であちこち行ったり来たりしたり、スイス行ったりしとります。そのうちそっちの旅行記もアップしようかなーと思ってます。そのとき、その場所で、何を見て、何を感じたのか、書き記しておきたい気持ちがちょっとあったりするので……
たしかに観光名所でオフシーズンの開館時間(オンシーズンより短い)になっている場所もあります。でも、気候はまだまだあったかいし、イタリア程度の緯度になると、秋分を過ぎていてもそれほど日は短くない。これがイギリス程度の緯度になると、10月以降の観光は、かなりスケジュールを工夫しないといけないんですが……
あと、なんといっても 宿が安い。 これかなりのポイントだと思いました。
わたしは旅行をするときにはだいたいウェブで安宿を見つけますが、今回もその例に漏れません。使用したのは、以下のサイトです。
Hostelworld
最近は日本語対応もしてるようです。日本語ページのほうが英語ページよりも物件が少ないとか、値段が高いとか、そういうことはないと思います。
どこに旅行する時でもだいたい一泊7千円以下を基準としているわたしにとっては、三ツ星とか四ツ星ホテルとかはほとんど見ません。「ベーシックな設備があって、個室で、そこそこ清潔で、安眠できればそれでいい」くらいのわたしのニーズに合ってたイタリアの宿は、「B&B」(ベッドアンドブレクファスト)と呼ばれるタイプの宿でした。
これ、イギリスを知ってる人なら「なーんだ聞くまでもないよ」って感じの単語だと思うんですが、このイタリア版のB&B、イギリスのB&Bすなわち民宿とはかなり雰囲気も勝手も異なるので、注意しましょう。というか、安宿の方向性としては「正反対」ですらあります。
というのも、イギリスやアイルランドのB&Bは、庶民的な内装や狭い部屋で宿賃を押さえながらも、人間くささを感じさせるサービスや、宿の主人との世間話、そしてやはり庶民的かつ愛すべきボリューム満点イングリッシュ(アイリッシュ/スコティッシュ)・ブレクファストを楽しむ場所であるわけです。それに対しイタリアのB&Bは、どっちかというと放任主義。とにかく、宿の人間がいない。まるでアパートの一室の一寝室を、その日だけ借りたような感覚です。ある意味気ままではある。だから、キッチンとかすごーくふつーのアパートのキッチン。そこを、セルフサービスで宿泊客で共有するわけです。ただ、自炊はできないところもある。コーヒーを入れたり、置いてある朝食をあっためたりする程度ですね。
じっさいのところ、このイタリア版B&Bは、普通にアパートメントが入ってるビルディングの一室とかに入ってることが多いようです。たぶん家族経営とかで、四つか五つ寝室がある大きめのアパートの一室を、ホテルとして借りて、寝室を旅行者に一室ずつ貸しているという具合です。
今回、わたしたちはローマ2箇所、ナポリ1箇所の宿に泊まりましたが、このうちローマの1箇所とナポリがB&Bでした(ローマのもうひとつは、普通の安ホテルだった)。三カ所とも、2007年11月時点で一人25ユーロ程度(二人一部屋)。かなりの円安だった当時でも、一人四千円前後です。たぶんオフシーズンだったからだと思うのですが、お買い得でした。円高の今ならもっともっとリーズナブルな計算になるのでは?
じゃあ、そんな安くて「内容は……?」ということになると思うのですが、ローマのホテルとナポリのB&Bは、正直大満足でした。「浴室共同」の料金で予約したのに、オフシーズンで空いていたせいか、浴室つきの部屋にランクアップしてくれたのが嬉しかったというのもあります。とくにナポリの部屋は、新しくて大きな浴室(バブルバスつき)がついていて、かなり嬉しかったです。三泊したけど毎日バブルバス浸かってました。
まあ、最後に泊まったローマのB&Bは「値段相応かなあ……」という感じでしたが(笑)。
しかし、リーズナブルなイタリア版B&Bといえど、やはり気をつけなければならない点、欠点などはあります。たとえば
・見つけにくい
これが一番かなあ。先に書いたように、ごく普通のアパートメントの一室が宿になっていて、同じビルのまわりの部屋はおそらく普通の住居であるため、とにかく入り口が見つけにくいです。たとえばナポリの場合は宿の名前のみ、かろうじて一階の建物の入り口に書いてあるものの、どこからどう行けばよいのかさっぱり。さらに、エレベーターはものすごく年季が入っていて、呼んでも呼んでも待てど暮らせど降りてこない。かといって、重たいスーツケースを持ったまま、どこまで上がらなければいけないかもわからない階段を登るなんて疲れきった体には狂気の沙汰。
結局、友人にわたしのスーツケースを託して一階で待ってもらい、わたしが階段を上がって一階一階ホテルがないかチェックしなければならない羽目に。結局、予約したB&Bはエレベーターの最上階+階段を一階分登ったところにありました……エレベーター最上階まで届いてないのね……
あと、エレベーターが降りてこなかったのは、誰かがおそらくドアをしっかり閉じていなかったため と後に判明しました。ドイツでも、スイスでもそうだったけど、大陸ヨーロッパでこういうタイプの手動ドアのエレベーター、多いんだよね……
ローマのB&Bでもまた別の見つけにくさが。こっちは、予約ページで「ここに来てください」と記されていた住所が、ホテルではなくオーナーの家だった。当然、一階のアパートのインターホンにはホテルの名前ではなく個人名が……。結局、ごめんなさいを言う覚悟でインターホン押しましたが、あれは心臓に悪いです。
インターホンで「これこれこういうホテルを探してるんですけど……」と言うと、オーナーさんが降りてきて、200mほど離れたところにあるホテルまで案内してくれました。
だから、けっこう交渉というかコミュニケーションが重要になります。……が!
・英語が通じにくい場合がある
大観光地であるローマのふたつのホテルではそうでもなかったですが、ナポリのはちょっと大変でした。まず、着いた当日にいた担当スタッフさんに、「エレベーターが動かない」というのがまず説明できない。もちろん、イタリア行くのにイタリア語をろくに学んで行かなかったわたしが悪いんですが……。あと、わたしがイギリス英語に慣れすぎていたのがよくなかった。"Elevator"って米語で言えば通じたんだね。イギリス英語の”Lift”を連発したって、通じないこともあるわな。
結局、そのスタッフさんが携帯電話で誰かを呼び出して、その新しく来た人にお相手してもらいました。申し訳ない。
それから、
・ほったらかしにされる
掃除はゆきとどいているんですが、とにかく宿の人とまったく顔を合わせないため、こっちの希望を伝えることができない。あと、宿の人が気づかないと、生活必需品や朝食の補給がない(涙)。
ナポリ最終日ではトイレットペーパーが底をつきそうになったため、ベッドの上とフロントと二カ所に「トイレットペーパーを置いてってください」と置き手紙をして出かけました。(返って来たら補充してあった。やはり押しの強いコミュニケーションが大事。)
あと朝食は、上に書いたみたいにセルフサービスなんですが、コーヒーと牛乳とジュースと甘いパンちっちゃいのが一個程度。ナポリのB&Bにいたっては、パンさえなくてお菓子みたいな袋詰めのラスクのみ。置いてある果物はいくら食べてもよさそうだったが、一人一日一個食べてたら補充されないのでそのうち無くなってきて、最終日には半分腐りかけたリンゴ一個しかなかった。
イギリス・アイルランド風の田舎臭くて垢抜けないけどボリュームたっぷりの朝食(果物、ヨーグルト、シリアル、玉子、ベーコン、ハム、豆、ブラックプディングにたっぷりのミルクティ)に慣れた身としては、ちょっとひもじかったです。
あと、このB&Bでは朝食食べてる途中に工事のおじさんたちがやってきたんだけど、スタッフがいないからわれわれが対応するはめに。といっても、われわれはイタリア語が喋れないので、ジェスチャーで(?)「旅行客です」と説明。伝わったかどうかわけがわからなかったですが、ひもじい朝食をかじる横でおじさんたちが工事の準備を始めるというシュールな経験でした。
あまりにひもじかったので、前日に買って来て朝食に食べたナポリ名物のお菓子スフォリアテッラ(Sfogliatelle)。
パイと菓子パンの中間くらいの感じで、見た目はあまり大きくないが、とにかく重くてボリューム満点。サクサクで大変おいしい。中にはリコッタチーズのクリームが入っている。
チョコ版とかレモン版とかも買ってみたけど、シンプルなスフォリアテッラが甘すぎず、くどすぎず、一番おいしかったです。
あ、セルフサービスのコーヒーはイタリアらしくすべてエスプレッソ。下記のようなエスプレッソ・ポットを使って作ります。モカ・ポットと呼ばれるらしい。このポット、イギリスでもエスプレッソを作るときには日常的に使われますが、わたしは使ったこと無かったので、今回の旅行で最初はちょっと戸惑いました(汗)。下部にお水を入れ、昼間部のバスケットみたいな部分にコーヒーをいっぱいいっぱいに入れて、火にかける。ポコポコ音が鳴り終わると、水が全部コーヒーバスケットを通ったしるしで、エスプレッソのできあがり。
でっかいエスプレッソマシーンを使わなくても、こんなプリミティブな器具でエスプレッソってできるんですね。まあ、味もどちらかというと素朴な感じで、洗練されたコーヒーはできないのかもしれないけれど。
ま、そんなわけで色々と文句やドタバタ騒ぎはありましたが、総じて言えば、オフシーズンっていうこともあって、リーズナブルなお値段で快適な宿経験ができたかな、とは思っています。安宿めぐりをする旅行者としては、こういうドタバタも旅の思い出にしたいなあという感じです。
さて、今回で2007年イタリア旅行記もとうとう終わり。ご愛読いただいた方がいるのかどうかわかりませんが、どうもありがとうございました! というか、旅行はすっごく楽しいのに返ってくるとディテールをすぐに忘れてしまうので、できるだけ感激を自分の心に残すための、自分のための記録ですな。とはいえ、もうけっこう忘れつつあるが……過去ログを見返してみると、「序章」のアップが2007年11月だから、旅行から帰ってきた直後……わたしは1年半も何やっとんだ。
このイタリアに行った後も、イングランドの中であちこち行ったり来たりしたり、スイス行ったりしとります。そのうちそっちの旅行記もアップしようかなーと思ってます。そのとき、その場所で、何を見て、何を感じたのか、書き記しておきたい気持ちがちょっとあったりするので……
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Comments
お疲れ様でしたー!
読んでましたよ…フフ…(夢路…?)
イタリアいいなああ 特にボンベイいいなあああ
あとナポリの秘宝館行きたい!秘宝館って言うな!また「Secret Cabinet」って名前が良いじゃないですか。
カタコンベ、いいなー。イタリアってつくづく不思議な国だなと思います。「こういう感じ!」って言えないんですよね。
ドイツとかフランスとかってバシッと分かりやすくイメージがつくんだけど。「雑多」って感じかなあ。<イタリア
やもりさんも「カオス」て書いてましたね。
また気が向いたら旅行記書いて下さい。楽しみにしてますお!
イタリアいいなああ 特にボンベイいいなあああ
あとナポリの秘宝館行きたい!秘宝館って言うな!また「Secret Cabinet」って名前が良いじゃないですか。
カタコンベ、いいなー。イタリアってつくづく不思議な国だなと思います。「こういう感じ!」って言えないんですよね。
ドイツとかフランスとかってバシッと分かりやすくイメージがつくんだけど。「雑多」って感じかなあ。<イタリア
やもりさんも「カオス」て書いてましたね。
また気が向いたら旅行記書いて下さい。楽しみにしてますお!
ありがとう!
こんな芸もない旅行記を読んでくれて本当にありがとうございます……
ナポリの秘宝館は強烈だったぜ! 古代の秘宝ってのがまた独特のアホさと下品さで笑えるの。獣と人の組み合わせ(!)も多かったなー……古代人変態だなー……
お言葉に気を良くしてしまい、たぶんまたそのうち旅行記録書くと思いますが気が向いたら流し読みしてやってください。
ナポリの秘宝館は強烈だったぜ! 古代の秘宝ってのがまた独特のアホさと下品さで笑えるの。獣と人の組み合わせ(!)も多かったなー……古代人変態だなー……
お言葉に気を良くしてしまい、たぶんまたそのうち旅行記録書くと思いますが気が向いたら流し読みしてやってください。
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まめやもり - mameyamori
怠け者のちいさなやもりですが色々ぶつぶつ言うのは好きなようです。
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
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