本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2008.12.01,Mon
今日見てきました。『バシールとワルツを』。
トレイラーを貼付けておきます。
1982年にイスラエルが行ったレバノン侵攻と、それに続くパレスチナ難民キャンプ(サブラ・シャティーラ)の虐殺事件についての映画です。アニメーション。これらの事件を経験したはずなのに、その記憶がすっぽり抜け落ちている元イスラエル軍兵士が、いったい自分が忘れているのは何なのかを探し当てるべく、友人達やかつての同僚を訪ねてゆくという内容のセミ・ドキュメンタリー。
そのうちレビューのほうで書くと思いますが、非常にインパクトのある、質の高い、だが多くの批判を呼ぶ「問題作」ではないかと思いました。それは作品としての完成度もそうだし、上記のような非常におぞましく、陰惨でセンシティヴな事件を描く上での政治的・倫理的な姿勢についてもそうです。ざっとオンラインのレビューを見てみましたが、絶賛する人もいれば、強い怒りを示す人もいる、といった感じです。プロの映画評論家も、「すばらしい作品だが、腑に落ちない部分もある」といった感じのレビューを書いていたりします。
余談だがトレイラーの後半に使われているバッハのアリオーソはつねづねわたしが管弦楽組曲第3番のアリア(G線上のアリア)に並ぶメロディアス・バッハだと思っている曲なのですぜ。チェンバロ協奏曲第5番とカンタータに登場するメロディです。
下のはよい演奏だと思いますぜ。映画にぜんぜん関係ないが……
トレイラーを貼付けておきます。
1982年にイスラエルが行ったレバノン侵攻と、それに続くパレスチナ難民キャンプ(サブラ・シャティーラ)の虐殺事件についての映画です。アニメーション。これらの事件を経験したはずなのに、その記憶がすっぽり抜け落ちている元イスラエル軍兵士が、いったい自分が忘れているのは何なのかを探し当てるべく、友人達やかつての同僚を訪ねてゆくという内容のセミ・ドキュメンタリー。
そのうちレビューのほうで書くと思いますが、非常にインパクトのある、質の高い、だが多くの批判を呼ぶ「問題作」ではないかと思いました。それは作品としての完成度もそうだし、上記のような非常におぞましく、陰惨でセンシティヴな事件を描く上での政治的・倫理的な姿勢についてもそうです。ざっとオンラインのレビューを見てみましたが、絶賛する人もいれば、強い怒りを示す人もいる、といった感じです。プロの映画評論家も、「すばらしい作品だが、腑に落ちない部分もある」といった感じのレビューを書いていたりします。
余談だがトレイラーの後半に使われているバッハのアリオーソはつねづねわたしが管弦楽組曲第3番のアリア(G線上のアリア)に並ぶメロディアス・バッハだと思っている曲なのですぜ。チェンバロ協奏曲第5番とカンタータに登場するメロディです。
下のはよい演奏だと思いますぜ。映画にぜんぜん関係ないが……
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怠け者のちいさなやもりですが色々ぶつぶつ言うのは好きなようです。
時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
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