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本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
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Posted by - 2024.05.15,Wed
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.04.21,Sat
今月の”Electric Cinema”。
ほかの3つは個人的に興味をひかれなかったが、『Boom』はちょっと面白い。
(注意:リンクは別窓。アニメーションへの直接リンクです。音が鳴ります)

シンプルな線。シンプルな色。台詞無し。ザ・ミニマム。
だからこそ出てくるアイディア。
たった数十秒のシンプルな線の動きのなかに、小さな驚きがある。

オランダのTomas Schatsという作家さんのようです。HPはコチラ
"work"から”animations”を辿ると、ほか4つの類似のコンセプトの作品が見られます。
一番最初のLantaarnpaalがささやかながら美しい。



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Posted by まめやもり - mameyamori - 2007.03.15,Thu


知人が1930年代・40年代の日本アニメが見られるリンクを送ってきた。

ちょっとご覧くださいよこれ 一見の価値があるぜ。
  
(リンクで紹介ページに飛びます)



 とりあえず一本目(「狐狸の達引」1933年、10分程度)の感想。
 紹介文章には「意外としっかり動いていることに驚くはずだ」とあるのだけれども、わたしが驚いたのはそのほかにも色々あって、

・人物や動物の造型(デフォルメの仕方が想像以上に現在のに近い)
・過去をパロディ化する、あるいは過去と現在を「ありえない」形でごたまぜにして笑いを取るという発想がすでにある
 (「おさむらい」の時代であるはずの舞台の中に、ギャグとして1930年代当時とおぼしき電話や拳銃が出てくる)

など。

 一番目に関して言えば、『のらくろ』とかを考えればそれほど驚きではないのかも知れないが、ああいう漫画はやっぱりどうしても字体(漢字とカタカナ)を見て古ッ、と思ってしまうわけだ(そのレトロが好きという人もいるのかもしれないが、それも現代との隔絶感ゆえのものに違いはない)。しかしあのレトロな台詞が声に出して読まれてみると、意外なほどに違和感がないもんで、動物とかの造型までもなんだか現代的な気がしてくる。
 そうしてもっと意表を突かれたのは二番目の点。これは視聴者が各々のマテリアル(音、器物、服装、機械)についてそれぞれが象徴する「時代」を読み取り、それがごたまぜになっている(変なものが混じり込んでいる)んだと瞬時に了解しなければ成立しえないナンセンスギャグである。それが、テレビなどによる視覚的情報がまだ普及・氾濫していなかったはずのアニメの黎明期に、既にしてあったのかという驚き。至極現代的な感覚、少なくとも漫画やアニメがもっと普及してくる60年代とか70年代とかそれ以降の感覚だと思っていました。
 まあ、それだけ当時「電話機」や「拳銃」が、昔はなかったもの、新しいものとして時代の象徴と見なされていたということかも知れない。
 もしくはこうしたナンセンスも、戦前の漫画なんかに既に見られているのかしらん。詳しくないのですが。

 あと、紹介ページにリンク貼ってある解説ページにも書いてあることだけれども、やっぱり構図が大胆というのも本当にそう。動きが遅くて荒いわりに、妖怪たちの戦闘シーンがすごくテンポ良いというか小気味よくて、好きです。かわいい。

Posted by まめやもり - mameyamori - 2006.08.22,Tue
週末以来ショートフィルムにはまってます。(笑)
BBCが200本ほどのショートフィルムを公開しているのを発見!こないだ紹介したGeoff, World DestroyerもThe Endもここに入ってました。いくつかしか見てませんが、まあ玉石混合という様子かな。

いくつか面白いものがありましたが
For Your Blossom をとりあえず紹介。
(リンクはBBCの当該ページにつながってます。Play Nowを押してリアルプレイヤかウィンドウズメディアプレイヤを選ぶと、作品が見られます)


from the website of Gaku Kinoshita


6分のアニメです。キャラクタ造形そのものは目新しくありませんが、ピンクベージュとカーキと茶色の色調で統一された画面、音楽、ならびにナレーションの声の雰囲気が調和して、淋しげな雰囲気をうまく醸し出しているんでは。ストーリーはちょっとお説教くさい気もしますが最後の〆はわりと好きかな。
作者はロンドンのアート系のコレッジで修士をとった方のようです。まだ若いんだろうなあ。


おまけに「コメディ」から一本。Oedipus
とってもお下品でとっても不謹慎です。ちょっと台詞が多いかも。

しかしGeoff, World Destroyerは見るたび味が感じられてくるなあ・・・こういうナンセンスアニメってグロが多い気がするんだけど きっちり道徳的にしておいて超ナンセンスっていう皮肉がたまらない。木こり夫婦はそれで終わり?っていう。悪ガキ共の「なんで?」「ハァ?」っていうタイミングもいい。

つかこんなの見てないでホント論文を読まなきゃだよ。ホントやばいよ・・・PCからネットの接続外したほうがいいよこりゃ。

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