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本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
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Posted by - 2024.04.29,Mon
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2010.12.25,Sat
 夜の11時に仕事から帰宅がてら夜食を買いにコンビニに寄ったらユーミンが流れていて久しぶりにじっくり聞きましたが、あの人あまりにたくさん数を作りすぎてて、すっごい適当に作ったらなぜかいい曲でもないのにヒットしちゃったってのがけっこうたくさんあるんじゃないか。暴言すまんユーミンファンすまん。でも『恋人はサンタクロース』ってよく聞くと別にいい曲じゃなくね。メロディラインが突然サビんとこで飛躍する感じだし。

 それはそうと気づいたら今日はクリスマスイブでしたが、深夜をすぎても私のところにサンタさんはやってきません。チェッ チェッ


 しかたがないので訥々と旅行記を続けることにします。前回はダラダラと前ふりを述べすぎて本編に突入できなかったので今回はさっくりと旅行に出かけます!!


●機内食の恨み
 旅行から帰ってきて写真をチェックしてみたら、まず最初に撮ってたのはこの写真でした


エミレーツの機内食


 ドバイ行きの最初の機内食だったと思います。日本発のフライトがいつもそうであるように、和食と洋食が用意されてるはずだったんですが、片方がありあまってたのか、アテンダントさんに笑顔で「和食でお願いしますね!」と言われる問答無用さ。いいんだけど、顔で決めるのはどうかと……、日系四世だけど生まれてこのかたずっとオランダで、日本語も喋らないし日本食も好きじゃない、とかいう人だったらどうするんだろ。(いやそういう人じゃないけど私)

 中身は白身魚のソテーの甘酢あんかけ とかなんかそんな内容でした。

 ちなみに私は国際便では迷わずアルコールを頼む人です。毎食毎食一度たりとも欠かしたことがありません。KLMとか食前の飲み物が出るフライトでは、そこでも迷わずアルコール。「エコノミー症候群対策にお酒は控えめに……」なんて えっ書いてありましたでしょうかどこかに。
 そういえば初めてエミレーツの航空券を買ったとき、案内んとこに「エコノミークラスではモエ・エ・シャンドンがお楽しみいただけます」とか書いてあるのを見て、「なにー!」と目が飛び出ました。その後友人たちに「エミレーツは太っ腹だぜ!」と言いふらし、楽しみに当日を頼みましたが、機内でアテンダントさんを呼び止める直前に「モエ・エ・シャンドン 8USドル」と書いてあるのにかろうじて気づき、赤恥をかかずにすみました。危ない危ない。しかし金とんのかよひどいなあ。純真な心を踏みにじられた気分。

 また話がズレたようですね! 

 日本からドバイに行く飛行機は約11時間。さらにドバイからマルタ行きは、途中でキプロスに止まるために、さらに11時間かかります。合計22時間の飛行時間……おお……。機内食は、日本→ドバイで二回。ドバイ→キプロスで一回。キプロス→マルタで一回。計四回です。24時間で四食。おなかいっぱいです。

 前回エミレーツに乗ったとき、シャンパン事件では苦い思いをした私ですが、料理はアラブ風というか地中海風のものが出て「うめえ!」と思ったおぼえがあります。それで今回も楽しみにしていたんですが、なんか行きの便はあまりアラブ風の料理がなく、普通の洋食か日本食ばっかりでした。うう残念。

 ただキプロスからマルタ行きの最後の食事のみ、アラブ風というか地中海風の料理を食べることができました。イギリスにいた時、ラップサンドイッチという、やわらかいトルティーヤ風の薄いパンで具を春巻き風に包んだ(wrap)タイプのサンドイッチがおいしくてよく食べていたんだけど、そのラップに生野菜とファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)を包んだものが出て、これがなかなか。さらに副菜として、豆と野菜を香草で炒めたようなものをサモサ生地に包んで揚げたようなものが出てきて、これがたいへんおいしかった!

 なのに写真に撮りそこないました……くそう。


●マルタのバス
 さて、いよいよマルタに到着。マルタで最初に泊まったのはスリーマという町です。マルタの首都はバレッタという旧市街で、歴史的な名所はだいたいここに集まっているのだけど、古い建物ばかりが並んでいるせいか、とにかくホテルが少ない。なので旅行者はたいてい、バカンス客めあてのホテルが立ち並ぶスリーマに宿をとるようです。我々も例にもれず。

 マルタのバスはヴァレッタに一極集中になっているので、空港からスリーマに行くためには一度ヴァレッタで乗り換える必要があります。空港からヴァレッタまでは、地図の直線距離で見ると15分程度で着きそうに見えるが、実は色々迂回するルートなのか30分以上かかるので注意が必要。まあ、便利なのは変わらないんだけど。
 ちなみに、バスのチケットは運転手さんから直接買う方式です。一乗り47ユーロセント。日本円で50円ちょい。

 そんなこんなで、ヴァレッタのバス・ターミナルに着いた我々。今度はスリーマ行きのバスに乗って、運転席近くに座っていると、後から我々と同じように大きな荷物を持った人が入ってきて運転手からチケットを買おうとする。ところが運転手が何やら渋っている。「スリーマに行きたいんだけど」と言う客に、「だめ、だめ、もういっぱいだ」をくりかえす運転手。でも席はまだ余っている……?
 運転手が「大きなバッグ、いっぱい」と我々のスーツケースを指差す。なんと! スーツケースは一つのバスに二つまでしか載せられないから、次のバスに乗れと運転手が主張しているのだ。結局その観光客は問答無用で下ろされてしまった。当惑する我々。
 「スーツケース邪魔なんだったら、場所、移動しましょうか」とおそるおそる言ってみたものの「いいんだ、2個までなんだ、あんたらはいいんだ」の一点張り。なんだか申し訳ない気分のままとりあえずバスは出発。

 数日間滞在してあとで気づくことなるのだが、実はマルタのバスのスーツケース・ルールは「すべて運転手の気分しだい」。なので、この運転手は「一台二個」がたまたまポリシーだったということにすぎないらしい。というかマルタのバスは何もかもが運転手の気分次第で、けっこう適当。

 このヴァレッタ→スリーマのバスも、われわれが「スリーマの波止場に来たら下りるので教えてください」と頼んだときには「いいよ、いいよ」と二つ返事だったのだが、なんだかそれらしき場所を通り過ぎてもいっこうに教えてくれる様子がない。まわりの人はワサワサと降りていく。ふたたびおそるおそる「あのースリーマの波止場はまだなんですよね」と確認すると、「え、スリーマの波止場!? それならもう過ぎちゃったよ」との返事。
 なんだってー! 
 とりあえずその次のバス停で下ろしてもらったが、あの二つ返事はなんだったんだ。まあ、幸いそこまでバス停が離れていなかったので、長くは歩かなくてすみましたが。とにかくバスは万事がそんな調子なので、気をつけよう。のんきというか、適当というか……


●お犬様天下
 いったんホテルに荷物を置き、あたりを散策する。スリーマの波止場は、お店やレストランが立ち並ぶ中心街のすぐ近く。船がたくさん止まっています。レトロでかっこいい帆船ぽいのとかも見えます。観光用だろうか。






 対岸に見えるはマルタの首都にして聖ヨハネ騎士団の要塞都市、ヴァレッタ。クリックで拡大。曇天なのが残念ですが


カッコイイネ



 夕方なので、海ぞいの道をたくさんの人がジョギングしたり、犬の散歩をしたりしている。のんびり散歩をしていると変な看板を見つけた



「自分たちの環境に責任をもとう! 犬の後始末をしよう!」



 どう見ても人間がお犬様の下僕
 ヨーロッパのこういう看板ってなんか妙なおかしみがある。
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2010.12.07,Tue
突然ですが、先月シチリア島とマルタに旅行に行きました。

この夏いろいろと仕事が立て込んで頭が沸騰し、固ゆでたまごができそうな感じになっていたので(まあ半分は自業自得なのだが)、とりあえず色んなことがひと段落した11月になって、ちょっと長めの休みをとって旅行に行ってきたわけです。

もともと「これまでアジアあんまり行ってないしベトナムなんかいいかなー、ごはんおいしそうだし」とか、「あっでもバルカン半島もいいよなあ、クロアチアとか……西ヨーロッパとちょっと違った感じだし古めかしい不思議な風景とかいっぱいあるんだろうなあ……」などと言っていたんですが突如シチリアになりました。

なんでだっけ……、もののはずみだったような気がします。

でも10年近く前にローマ・フィレンツェ行ったときも、2007年にナポリ・ローマに行ったときも、シチリアに惹かれつつ、でも時間や色々な都合がつかず……という感じではあったので、今度こそ! という感じです。とにもかくにも料理がおいしいらしいし、いろいろとイタリア本島とは歴史も文化も違うらしいし、ウニのパスタもイワシとういきょうの煮込みパスタもあるし、ライスコロッケも本場らしいし……新鮮なシーフードとオリーブオイル……ウフフ……というわけでなんとなくシチリアになりました。食べ物ばっかりだな。

ところで ういきょう ってどんな食べ物なんでしょうね。なんか香草か野菜みたいなんですけど。見たことないんですが。味も知らないんですが。日本じゃどこに売ってるかわかんないんですが。でも食べてみたい。理由はレシピ本で見たらおいしそうだったから(安直……)。

ちなみにその後シチリアはギリシャ遺跡でも有名なことを知りましたが、それも旅行先を決めた後のことです。最初にあったイメージは食べ物ばっか。とほほ……


話を戻せば、つまり、もともとはマルタよりシチリア行きが最初に出てきたのでした。その後航空券のことなんかを調べていたら(というか同行した友人に調べてもらっていたら)、どうもアリタリアだのKLMだのエールフランスあたりのヨーロッパ経由でシチリア行きの手ごろな航空券が出てなかった。あるにはあるけどすごく時間のロスがあったり。そんなこんなで、出てきたオプションが

     ドバイ経由でマルタに行き、そこからシチリアに飛ぶ。

というものだったのでした。


マルタって言ってぴんと来ない人も多いかもしれません。わたしも実は2005年まで「名前は聞いたことあるけどそれどこだっけ?カリブ?」状態でした。ちなみにわたしは日本の都道府県が資料なしには15分以内に全部言えない人です。高校の地理は好きだったんだけどなあ。

だけど2005年にイギリスに行ったとき、1年目のフラットメイトの一人がマルタ出身でした。背の高い化学専攻の男子で、やはり背の高い兄ちゃんがいてその兄ちゃんはオックスフォードで数学のPhDをとったエリート銀行員でした。その兄ちゃんには一回しか会ったことないけど、イケメンなのはいいんだけどすごいペシミスティックなオーラを漂わせた人で印象に残ってます。まあその兄ちゃんはどうでもいいんだけど、そのフラットメイトのおかげでちょっとだけマルタについて知るようになりました。マルタってここです





オレンジのがイタリアのシチリア島。ちっちゃい緑のがマルタ共和国です。見えるか……? 字が汚いのは気にせんでおくんなさい。そう、このマルタちっちゃいけど独立国なのです。150年間くらいイギリスの植民地だったのが1960年代に独立して共和国になったそうです。面積は300平方kmちょいで名古屋市と同じくらいだそうです……。人口は38万人、えっと大阪の高槻市と同じくらいですね。(なんで高槻?)
実はこの地図ではいっしょくたになっていますが、マルタ、ゴゾ、コミノという三つくらいの島からなっているそう。空港とか首都はいちばん大きいマルタ島にあります。

このマルタ島、ちっちゃいですがヨーロッパ内では観光地としてポピュラーなんだそうです。海と空とが突き抜けるように青く、きれいで乾いてて明るくて、寒く暗い北ヨーロッパに住む人々が夏のリゾート!愛!デカダン!を謳歌する理想の土地であるわけですな。いやデカダンではないかもしれません、行った感じではけっこうきっちりしてて信心深そうだったし退廃的なダルーンモヤーンとした感じはありませんでした。(なんのことだか)

で、地図から見えるようにシチリアとマルタはとっても近く、行き来がしやすいということがわかったのですね。それで、どうせマルタを経由するんならせっかくだからちょっと寄ってみるか!ということで、前後に二泊くらいしてマルタも観光してみることにしたのでした。


実はこの旅行記をアップするにあたって、2009年5月に行ったスイス旅行記とどっちを先にするか大変迷ったのですが……。帰りの飛行機のなかでも今回の旅行記じゃなくてスイス旅行記書いてたし(なにやってんだか)

でもまあ鉄は熱い内に打て! ということで、このシチリア・マルタ旅行から行くことにします。スイス旅行記の情報はさすがに新鮮さがもう失われてて、新しい有用な情報というよりは熟成チーズみたいになった記憶をノロ……ノロ……とかぐわしくまったりとアップしていく作業になる気がするので、まだフレッシュさを残してるシチリア・マルタから先にしたためていくことにいたしましょう!
Posted by まめやもり - mameyamori - 2010.12.01,Wed


 キリンがスタウトビールを出したんですね。

 日本のビール会社の黒ビールといえば、エビスが黒いの出してた気がしますが、あれはおいしかったけどあまりスタウトっぽくなかった。エビスは白エビスってのもあるが、あれもどうもベルギーとかドイツとかの白ビール(ヒューガルテンとか)とあんまり似てない。
 エビスは色にかかわらずなんかどれも味が似ている。中心に普通の「エビスビール」があって、両極にアイルランドとかイギリスのスタウト、およびドイツ語圏の白ビールがあって、中央に普通エビスがあるとすると、白エビスも黒エビスもなんか普通エビスに近い位置に味があるかんじ? いや違うかな。



 それと比べるとキリンのスタウトは、けっこうしっかりスタウトしていた気がします。ギネスよりはたぶん飲みやすい。まったりこっくりしているので少し贅沢な気分になる。

 ていうか黒エビスを飲んだのはもう6年くらいも昔なのだが、最近も売ってますっけ。近くのコンビニでは琥珀エビスとかグリーンエビス(正式名称忘れた)とかばかり売ってて、あまり黒は見ないなあ。
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