本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2008.11.04,Tue
部屋がとても寒く、湯たんぽと室内履きが大活躍です。
うちの学部では博士課程の学生には院生部屋が与えられるんですが、そこはガンガンに暖房が効いているので、最近はもっぱら大学で執筆しています。六畳くらいの小さな部屋をもう一人の学生さんと共有しています。こういう待遇はイギリスの大学でもほんとうに場所によるようで、うちの学部は比較的ラッキーなほうなのかなーと思います。話を聞くと、博士課程の学生が大部屋にまとめて20人入れられるとかそういう学部もあるようです。でも去年までいた部屋は、6人部屋でパソコンが3つしかないとか、そんな感じだったけどね……しかも学部が貧乏だからプリンタがまた古くて、10枚印刷するごとに詰まってた。紙が。
今の部屋はじつは指導教官の隣の部屋なので、いいような悪いような……捕まえたいときにはすぐに捕まえられますが、書いたものの出来に自信がないときは、顔を合わせるのが気まずいです。
あと、とつぜん変な用を申し付けられることがあります。このあいだは指導教官がとつぜん体調を崩したというところにばったり出くわし、講義の始まる1時間前に資料とノートを渡され「代わりにやって」と頼まれ、死ぬかと思いました。まあ修士の講義なんで学生の数少ないし、みんな理解はあるしで、まあなんとかなったんですが(バイトとしてお金出たんで臨時収入だったし)。でもあまりの緊張で講義終わった直後に猛烈な吐き気に襲われました。大丈夫か自分。
わたしは基本的に極度の夜型で、いまはだいたい12時〜2時に大学に行って、9時とか10時に帰ってくる生活です。とはいえもちろん8時間9時間ぶっつづけで読みっぱなし書きっぱなしなわけではなく、たいてい間に数時間、人と雑談してるんだけどね。つーか今日はひたすら長く大学にいたわりには全然やってないぞ(いつものこと)何やってたんだろう……
朝10時に始め、夜7時に一日の読書・執筆を終わらせ、そのあと寝るまでダラダラするっていうのが長いこと理想なんですが、ここ数年ちっとも実現しませんね。夜9時とかになっても一日きちんと研究を進めた気がまったくしないので、だいたい毎日「この論文読もう」とか「この章最後まで書き上げよう」とか思って家にいろいろ持ち帰るんですが、部屋が寒いためにベッドのなかでパソコンに向かうはめになり、そうするとなんとなーく気分がだらけて、ネットで動画見ちゃったりとダメダメです。いや寒いからだから。寒いからだから!けして人間の本質が怠惰なわけじゃないから
というわけで、すいませんキモエントリ続行です。というかマンオンワイヤーが来年に日本でも公開されるらしいので、感想あげとこうと思ってるんだけど、うんそれは数日中に。
富野由悠季のロングインタビューがオンラインで上がっていたので、見てみました。いろいろ興味深いですね。
感じた事その1:ルネッサンス時代からクリエイターや表現者(画家や音楽家など)はつねに経済的援助をしてくれるパトロン(当時は王侯貴族)の意向と、自分のやりたいこと表現したい事の板ばさみだったわけですけど、この富野という人はそれとまったく同じ構造を現代サブカルチャー領域においてこの上なく体現してる人なのかなーと。名が知れてるわりには、金の都合で好きな事ができない鬱憤を抱えまくってるというか。ごついルサンチマンがとても人間臭いです。宮崎駿とかはこの人より比較的資本の圧力から自由にものを作ってる気がしますが、うーん、いや内実わからんけど。やっぱりカンヌ映画祭常連とかいうレベルにならんと好き放題にアニメを作ることはできんのだなあ。
感じた事その2:スピルバーグとかジョージルーカスみたいな、とにかく大衆受けする作品を作りたくて作りたくてたまらなかった(今でも作りたい)という発言が意外でした。この人の作るものそんなに知っているわけじゃないですが、大人も子供も男も女も喜ぶ超話題作品とかいうのとは、かなり違うような。マニア向けってわけでもないけど、なんと言ったらいいのだろう。とりあえず夢として想い描いているものと、現実につくってるもののカラーが違いすぎる気がします。まあ、違ってよかったけど。この人の物語造形と台詞回しのセンスでは、スピルバーグとジョージルーカス系は無理だろう。「認めたくないものだな 若さゆえのあやまちというものを」に「分かりにくい台詞はやめろ」という苦情が殺到したというのが笑いました。
感じた事その3:目標がむやみにでかい人というか、夢見がちで熱い人だなーという印象でした。もうおじいさんなんだけど。ガンダムなんていう作品をつくりながら、「改憲論者のような人間が出てしまうことに、自分の作品の影響力の限界を感じる」と言いきってしまえるところに、この世代ならではのロマンチストぶりを感じた気がします。良い意味でも悪い意味でも。つーか驚いた。熱いというか、正直すぎるだろう。
たしかに「いやーしょせん子供向けアニメですよ。戦争なんか語れるわけないですよはっはっはっ」とか言われたら幻滅はしそうな気がする。しかしなあ、ニュータイプとかサイコパワーの話だぞ。いやま漫画版ナウシカもかなり宗教がかってるけどさ……、
うちの学部では博士課程の学生には院生部屋が与えられるんですが、そこはガンガンに暖房が効いているので、最近はもっぱら大学で執筆しています。六畳くらいの小さな部屋をもう一人の学生さんと共有しています。こういう待遇はイギリスの大学でもほんとうに場所によるようで、うちの学部は比較的ラッキーなほうなのかなーと思います。話を聞くと、博士課程の学生が大部屋にまとめて20人入れられるとかそういう学部もあるようです。でも去年までいた部屋は、6人部屋でパソコンが3つしかないとか、そんな感じだったけどね……しかも学部が貧乏だからプリンタがまた古くて、10枚印刷するごとに詰まってた。紙が。
今の部屋はじつは指導教官の隣の部屋なので、いいような悪いような……捕まえたいときにはすぐに捕まえられますが、書いたものの出来に自信がないときは、顔を合わせるのが気まずいです。
あと、とつぜん変な用を申し付けられることがあります。このあいだは指導教官がとつぜん体調を崩したというところにばったり出くわし、講義の始まる1時間前に資料とノートを渡され「代わりにやって」と頼まれ、死ぬかと思いました。まあ修士の講義なんで学生の数少ないし、みんな理解はあるしで、まあなんとかなったんですが(バイトとしてお金出たんで臨時収入だったし)。でもあまりの緊張で講義終わった直後に猛烈な吐き気に襲われました。大丈夫か自分。
わたしは基本的に極度の夜型で、いまはだいたい12時〜2時に大学に行って、9時とか10時に帰ってくる生活です。とはいえもちろん8時間9時間ぶっつづけで読みっぱなし書きっぱなしなわけではなく、たいてい間に数時間、人と雑談してるんだけどね。つーか今日はひたすら長く大学にいたわりには全然やってないぞ(いつものこと)何やってたんだろう……
朝10時に始め、夜7時に一日の読書・執筆を終わらせ、そのあと寝るまでダラダラするっていうのが長いこと理想なんですが、ここ数年ちっとも実現しませんね。夜9時とかになっても一日きちんと研究を進めた気がまったくしないので、だいたい毎日「この論文読もう」とか「この章最後まで書き上げよう」とか思って家にいろいろ持ち帰るんですが、部屋が寒いためにベッドのなかでパソコンに向かうはめになり、そうするとなんとなーく気分がだらけて、ネットで動画見ちゃったりとダメダメです。いや寒いからだから。寒いからだから!けして人間の本質が怠惰なわけじゃないから
というわけで、すいませんキモエントリ続行です。というかマンオンワイヤーが来年に日本でも公開されるらしいので、感想あげとこうと思ってるんだけど、うんそれは数日中に。
富野由悠季のロングインタビューがオンラインで上がっていたので、見てみました。いろいろ興味深いですね。
感じた事その1:ルネッサンス時代からクリエイターや表現者(画家や音楽家など)はつねに経済的援助をしてくれるパトロン(当時は王侯貴族)の意向と、自分のやりたいこと表現したい事の板ばさみだったわけですけど、この富野という人はそれとまったく同じ構造を現代サブカルチャー領域においてこの上なく体現してる人なのかなーと。名が知れてるわりには、金の都合で好きな事ができない鬱憤を抱えまくってるというか。ごついルサンチマンがとても人間臭いです。宮崎駿とかはこの人より比較的資本の圧力から自由にものを作ってる気がしますが、うーん、いや内実わからんけど。やっぱりカンヌ映画祭常連とかいうレベルにならんと好き放題にアニメを作ることはできんのだなあ。
感じた事その2:スピルバーグとかジョージルーカスみたいな、とにかく大衆受けする作品を作りたくて作りたくてたまらなかった(今でも作りたい)という発言が意外でした。この人の作るものそんなに知っているわけじゃないですが、大人も子供も男も女も喜ぶ超話題作品とかいうのとは、かなり違うような。マニア向けってわけでもないけど、なんと言ったらいいのだろう。とりあえず夢として想い描いているものと、現実につくってるもののカラーが違いすぎる気がします。まあ、違ってよかったけど。この人の物語造形と台詞回しのセンスでは、スピルバーグとジョージルーカス系は無理だろう。「認めたくないものだな 若さゆえのあやまちというものを」に「分かりにくい台詞はやめろ」という苦情が殺到したというのが笑いました。
感じた事その3:目標がむやみにでかい人というか、夢見がちで熱い人だなーという印象でした。もうおじいさんなんだけど。ガンダムなんていう作品をつくりながら、「改憲論者のような人間が出てしまうことに、自分の作品の影響力の限界を感じる」と言いきってしまえるところに、この世代ならではのロマンチストぶりを感じた気がします。良い意味でも悪い意味でも。つーか驚いた。熱いというか、正直すぎるだろう。
たしかに「いやーしょせん子供向けアニメですよ。戦争なんか語れるわけないですよはっはっはっ」とか言われたら幻滅はしそうな気がする。しかしなあ、ニュータイプとかサイコパワーの話だぞ。いやま漫画版ナウシカもかなり宗教がかってるけどさ……、
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Posted by まめやもり - mameyamori - 2008.10.26,Sun
ここのところ博士論文執筆からの逃避のため幼少時に見たガンダムへのアニメノスタルジー(危険度高)が起こっています。
しばらくの間、思い出したようにキモいエントリが上がるかもしれませんが、ご容赦ください。
ひょんなことから古代世界ならぬガンダム世界に呼び戻されたごく普通の女子中学生ならぬいい年こいた大学院生・まめやもりは、ただ今「富野由悠季における対概念の欠如――小野不由美におけるセックスの欠如」という前後編構成の小論だとか、「医療言語の思考停止に抗して――カミーユ・ビダン境界例(ボーダーライン)論への批判」という題の小論とかを、本気で書こうかと考えているやばい状態です。きわめて急性の発作であり、早急な処置が必要です。つーかそんなもの書いてるひまがあったら博士論文のための本の一冊でも読めよ
そんなわけで、キモいエントリ第一弾はずぶのアニメ素人が昔なつかしいロボット系アニメのオープニングについて、5年ごとの例を見くらべてみた感想です
機動戦士ガンダム(1979年~1980年)
機動戦士Zガンダム(1985年)
機動警察パトレイバー(1989年~1990年)
新世紀エヴァンゲリオン(1995年)
このうちまともに見てるのは最初の二つだけなんですけどね。エヴァはアニメで半分くらい、漫画で半分くらい読んだだけなので、結末を知りません。パトレイバーは面白そうだなーと思ってましたが、結局どの媒体でもほとんど見たこと無いです。
とりあえず、エヴァOPの再生回数が半端ないのに驚きです。ガンダムは後の世に与えた影響から別にするとしても、Zガンダムとエヴァとでは知名度の高さにおいてやはり比べるべくもないようですね。そりゃそうか。あとパトレイバーは確かビデオが主軸だったはずなんでTV版を見るのは変な気もしますが、こう印象としてOVAってTVより金かけてる気がするんで、媒体が違うのを比べるとフェアじゃないかなあと
並べてみてひしひしと感じたのは、機動戦士ガンダム(以下ガンダム1st)の色濃いレトロ臭です。まあ、85年以降も少しずつ変わってて、洗練されてってると思うんですが、やっぱこの四作を並べるとガンダム1stだけ圧倒的に異色じゃないでしょうか。つーかガンダム1stはやはり、「古きよきアニメ」というところで楽しむべきではないかと思えます。メカデザインしかり、キャラデザインしかり、キャラの集合演出しかり、彩色しかり。5年後のZガンダムと比べると、彩色やキャラデザインの変化に驚きました。80年代というのは、やはり今から振り返るとアニメカルチャーにおける革新の時代だったのでしょうか。何が1stとZ(ゼータ)の印象を大きく左右しているのかというと、メカやヘルメットの光沢の表現かな。というか、このいかにも熱血少年なロボット対決なレトロ絵柄とキャラで、あんな複雑な話を展開したガンダム1stって……、おそらくゼータガンダムにおいては、ガンダムにおいて小学生向けと最初設定されていた視聴者層が、すでにティーンズ向けで固定されていたんでしょうね。
Zとパトレイバーの差は、作画やアニメーション技術ってよりは、スタンスの差の気がします。なんつーかZのコテコテ感(とくに緑の髪の女・フォウがフワフワ飛ぶところ)ってすごいなんか、80年代を感じさせるロマンチックコテコテなんですよね。パトレイバーがもう少し普通というか、吹き出さないでも見ていられる安心感があるのは、まあ、たぶん物語のテーマ性のちがいもありますけど。
エヴァのOPはすげー久しぶりにあらためて見てみましたけど、Zみたいな80年代なかばの作画と比べると細部がさらに端正な気がしました。機器のデザインも現代的なような。だけどここにおける変化は表現の革新というよりは、むしろ「こだわり」になってるんかなーと思いました。絵柄の小刻みな切り替えやサブリミナルっぽい文字の挿入は映画的演出を強く意識してそうです。キャラもあくどいくらい端正な美少年美青年を描いているZガンダムとは違い、また肩の力の抜けた日常っぽいキャラデザインをしてるパトレイバーとも違い、エヴァでは絵柄の特徴がデフォルメされている気がします。なんかこう、精神的にキリキリ追いつめられるような方向に。どれもみんな、キャラデザインや作画の人がもともと特徴ある絵を描くわけですけど(ガンダムの安彦良和、Zガンダムopの北爪宏幸/梅津泰臣、パトレイバーのゆうきまさみ/高田明美、エヴァの貞本義行)、そういう絵柄がヒットする背景にはその時期ならではの特殊性があんのかなあとかなんとか。
だけどあれですねー歌はどれもこれも時代を感じますね。ただ言えるのは、レトロさとか古さとか時代の流れとか、そういうのぜんぶ無視したとすれば、まちがいなく一番歌い手として上手いのは機動戦士ガンダムの男の人ですね。森口博子は芸人としては驚くほど歌うまいですけど、彼女もエヴァの人もやっぱり発声法とか音程の取り方が「翔べ! ガンダム」の人とは根本から異なる気がします。
ちなみに上記四つのうち、わたしがもっともリアル世代としての愛着を感じるのはZガンダムです。正確に言えば再放送世代なんですが。これは作品の良い悪いではなく、こう、感情部分での愛着なので、いかんともしがたいものがあります。絵柄もZが見ていていちばん安心します。
ただしこの作品、物語の質としてはさほどガンダム1stにひけを取らないとしても、その存在感と革新性においてはたぶん前作に及ぶべくもないと思います。オンラインに転がってるガンダム1stの動画ちょっと見てみましたがやっぱすげー。レトロさも今となっては逆に可愛いし、安彦良和のキャラには端正すぎるZのキャラにはない味わいがあるし、あとオリジンゆえの敬意みたいなものも湧いてきますね。一番すきなのはナウシカとラピュタだけどカリオストロの城のよさも十分理解できる。みたいな。そんな感じ。まあ駿作品だとナウシカラピュタは一般認知度もカリオストロやコナンより高いですけどね ガンダム1stとゼータの関係性とは異なって
エヴァについてはすでに「後の世代のもの」という感じです。つーかふつうに考えればぎりぎりリアル世代か、ちょっと遅いかくらいなんですが。不思議というか残念というか、わたしが愛着を感じうるアニメの絵柄は80年代に限られてしまっているようで、95年のエヴァンゲリオンはすでに取っ付きにくいです。いやー使徒とかいちいちすげーかっこいいと思うんだけど。しかしエヴァで辛いんだからさらに10年後のハルヒはもうダメかも。見てないけど。
絵柄といえば、面白いと言われたカウボーイビバップ(1998年)も海外のジャパニメーションファンのあいだでダントツの人気を誇っている(気がする)攻殻機動隊(1995年)も、絵柄がいまいち受け付けませんでした。あと声。最近の声優の声がダメなんだよ私。内容はどれも面白いと思うんで、残念なことではあるなーと思います。
どのあたりで私にとっての絵柄の転換がくるのかなーと見てましたら、まず1990年前後のロードス島戦記がダメでした。上のパトレイバーはぎりぎりイケます。AKIRA(1988年)は問答無用でイケます。ちなみにシティーハンター(1987年)もテレビで見ていた覚えがあります。すると80年代終わりから90年代はじめあたりになにか「私的OKアニメ絵柄」「NGアニメ絵柄」の転換があるのだろうか。
しばらくの間、思い出したようにキモいエントリが上がるかもしれませんが、ご容赦ください。
ひょんなことから古代世界ならぬガンダム世界に呼び戻されたごく普通の女子中学生ならぬいい年こいた大学院生・まめやもりは、ただ今「富野由悠季における対概念の欠如――小野不由美におけるセックスの欠如」という前後編構成の小論だとか、「医療言語の思考停止に抗して――カミーユ・ビダン境界例(ボーダーライン)論への批判」という題の小論とかを、本気で書こうかと考えているやばい状態です。きわめて急性の発作であり、早急な処置が必要です。つーかそんなもの書いてるひまがあったら博士論文のための本の一冊でも読めよ
そんなわけで、キモいエントリ第一弾はずぶのアニメ素人が昔なつかしいロボット系アニメのオープニングについて、5年ごとの例を見くらべてみた感想です
機動戦士ガンダム(1979年~1980年)
機動戦士Zガンダム(1985年)
機動警察パトレイバー(1989年~1990年)
新世紀エヴァンゲリオン(1995年)
このうちまともに見てるのは最初の二つだけなんですけどね。エヴァはアニメで半分くらい、漫画で半分くらい読んだだけなので、結末を知りません。パトレイバーは面白そうだなーと思ってましたが、結局どの媒体でもほとんど見たこと無いです。
とりあえず、エヴァOPの再生回数が半端ないのに驚きです。ガンダムは後の世に与えた影響から別にするとしても、Zガンダムとエヴァとでは知名度の高さにおいてやはり比べるべくもないようですね。そりゃそうか。あとパトレイバーは確かビデオが主軸だったはずなんでTV版を見るのは変な気もしますが、こう印象としてOVAってTVより金かけてる気がするんで、媒体が違うのを比べるとフェアじゃないかなあと
並べてみてひしひしと感じたのは、機動戦士ガンダム(以下ガンダム1st)の色濃いレトロ臭です。まあ、85年以降も少しずつ変わってて、洗練されてってると思うんですが、やっぱこの四作を並べるとガンダム1stだけ圧倒的に異色じゃないでしょうか。つーかガンダム1stはやはり、「古きよきアニメ」というところで楽しむべきではないかと思えます。メカデザインしかり、キャラデザインしかり、キャラの集合演出しかり、彩色しかり。5年後のZガンダムと比べると、彩色やキャラデザインの変化に驚きました。80年代というのは、やはり今から振り返るとアニメカルチャーにおける革新の時代だったのでしょうか。何が1stとZ(ゼータ)の印象を大きく左右しているのかというと、メカやヘルメットの光沢の表現かな。というか、このいかにも熱血少年なロボット対決なレトロ絵柄とキャラで、あんな複雑な話を展開したガンダム1stって……、おそらくゼータガンダムにおいては、ガンダムにおいて小学生向けと最初設定されていた視聴者層が、すでにティーンズ向けで固定されていたんでしょうね。
Zとパトレイバーの差は、作画やアニメーション技術ってよりは、スタンスの差の気がします。なんつーかZのコテコテ感(とくに緑の髪の女・フォウがフワフワ飛ぶところ)ってすごいなんか、80年代を感じさせるロマンチックコテコテなんですよね。パトレイバーがもう少し普通というか、吹き出さないでも見ていられる安心感があるのは、まあ、たぶん物語のテーマ性のちがいもありますけど。
エヴァのOPはすげー久しぶりにあらためて見てみましたけど、Zみたいな80年代なかばの作画と比べると細部がさらに端正な気がしました。機器のデザインも現代的なような。だけどここにおける変化は表現の革新というよりは、むしろ「こだわり」になってるんかなーと思いました。絵柄の小刻みな切り替えやサブリミナルっぽい文字の挿入は映画的演出を強く意識してそうです。キャラもあくどいくらい端正な美少年美青年を描いているZガンダムとは違い、また肩の力の抜けた日常っぽいキャラデザインをしてるパトレイバーとも違い、エヴァでは絵柄の特徴がデフォルメされている気がします。なんかこう、精神的にキリキリ追いつめられるような方向に。どれもみんな、キャラデザインや作画の人がもともと特徴ある絵を描くわけですけど(ガンダムの安彦良和、Zガンダムopの北爪宏幸/梅津泰臣、パトレイバーのゆうきまさみ/高田明美、エヴァの貞本義行)、そういう絵柄がヒットする背景にはその時期ならではの特殊性があんのかなあとかなんとか。
だけどあれですねー歌はどれもこれも時代を感じますね。ただ言えるのは、レトロさとか古さとか時代の流れとか、そういうのぜんぶ無視したとすれば、まちがいなく一番歌い手として上手いのは機動戦士ガンダムの男の人ですね。森口博子は芸人としては驚くほど歌うまいですけど、彼女もエヴァの人もやっぱり発声法とか音程の取り方が「翔べ! ガンダム」の人とは根本から異なる気がします。
ちなみに上記四つのうち、わたしがもっともリアル世代としての愛着を感じるのはZガンダムです。正確に言えば再放送世代なんですが。これは作品の良い悪いではなく、こう、感情部分での愛着なので、いかんともしがたいものがあります。絵柄もZが見ていていちばん安心します。
ただしこの作品、物語の質としてはさほどガンダム1stにひけを取らないとしても、その存在感と革新性においてはたぶん前作に及ぶべくもないと思います。オンラインに転がってるガンダム1stの動画ちょっと見てみましたがやっぱすげー。レトロさも今となっては逆に可愛いし、安彦良和のキャラには端正すぎるZのキャラにはない味わいがあるし、あとオリジンゆえの敬意みたいなものも湧いてきますね。一番すきなのはナウシカとラピュタだけどカリオストロの城のよさも十分理解できる。みたいな。そんな感じ。まあ駿作品だとナウシカラピュタは一般認知度もカリオストロやコナンより高いですけどね ガンダム1stとゼータの関係性とは異なって
エヴァについてはすでに「後の世代のもの」という感じです。つーかふつうに考えればぎりぎりリアル世代か、ちょっと遅いかくらいなんですが。不思議というか残念というか、わたしが愛着を感じうるアニメの絵柄は80年代に限られてしまっているようで、95年のエヴァンゲリオンはすでに取っ付きにくいです。いやー使徒とかいちいちすげーかっこいいと思うんだけど。しかしエヴァで辛いんだからさらに10年後のハルヒはもうダメかも。見てないけど。
絵柄といえば、面白いと言われたカウボーイビバップ(1998年)も海外のジャパニメーションファンのあいだでダントツの人気を誇っている(気がする)攻殻機動隊(1995年)も、絵柄がいまいち受け付けませんでした。あと声。最近の声優の声がダメなんだよ私。内容はどれも面白いと思うんで、残念なことではあるなーと思います。
どのあたりで私にとっての絵柄の転換がくるのかなーと見てましたら、まず1990年前後のロードス島戦記がダメでした。上のパトレイバーはぎりぎりイケます。AKIRA(1988年)は問答無用でイケます。ちなみにシティーハンター(1987年)もテレビで見ていた覚えがあります。すると80年代終わりから90年代はじめあたりになにか「私的OKアニメ絵柄」「NGアニメ絵柄」の転換があるのだろうか。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2008.10.18,Sat
こないだ紹介した「play dead」(犬が死んだまねをする芸)はイギリスでもポピュラーなようです。きのうご飯食べながらテレビ見てたら、どこかの人が犬をスタジオに連れてきて死んだまねをさせていました。
でも紹介した動画のパグほどドラマチックな演技ではありませんでした。
それはさておき、先週の土曜日に友達の結婚式があり、出席しました。
なんとわたしは日本で結婚式に行った事がなかったので、人生初の結婚式がイギリスでのものとなりました。
なんか勝手が分からないのでわりと緊張して行ったのですが(そのわりには遅刻ぎりぎりの上、道に迷って近くの人に聞きまくった)、すごい楽しかったですよ。
地元の小さめの教会での式でした。わたしはあまり背が高くないので、花嫁さん(友人)がすげーちょっとしか見えませんでした。人の間からチラリチラリ程度。でもちょっと古風なウェディングドレス着てて、ものすごい可愛かったですよ。わたしは結婚式とか花嫁衣装とかカナリ興味ないほうですが(自分で着ることはまずないだろうと思っている)、そんなわたしにすら「いやあウェディングドレスっていいもんだね」と思わせる、致死量の可愛さでした。たぶんレトロな感じがわたしの好みに合ってたんだろうなあ、、、
指輪の交換とかもしてた感じですが、わたしは最後列に近い位置にいたので、牧師さんのアナウンスを聞いてるだけでした。
賛美歌をいくつか歌い、いろいろな儀式が終わったあと、余興というか訓戒話みたいなコーナーになって、そこで「韓国のおとぎ話(というかparable。仏教の説話のような寓話」が朗読されていたのが印象的でした。
こんな内容でした。ちなみにわたしはこれ、聞いたことがあったか、読んだことのあるお話だったよ。わりと有名なんでしょうか? 韓国の寓話だったのね。中国かと思ってた。
まあ、教訓にまとめちゃえば「他人に尽くす事が自分の幸せにつながりますよ」ってことでつまんないんだけど、わたし実はこの訓話とか宗教寓話というものがけっこう好きなんですね。イソップの寓話(fable)も好きです。教訓臭ぷんぷんだけど、あの羊がしゃべったりリンゴがしゃべったりするあたりが可愛いじゃないですか。
で、イソップも訓話・寓話もそうだけど、こういう話って「単なる教訓」にまとめられてしまうと失われる独特な味みたいのが漂っている気がします。教訓部分だけ読んでもケッて感じだけど、物語として聞くと「よくできてるなあ」と感心する。
まあ、ともあれ、イギリスでは結婚式でこういうお話をもってきたりするんだなーというのが印象的でした。結婚する夫婦がおもにデザインした式だったので、ふたりのうちのどちらかが提案したのかな。
午後2時半から1時間くらいの結婚式のあと、みんなで写真取ったり、花嫁さんが写真取られまくったりして、そのあとに新婚さん二人がアイボリーのリムジンみたいなのに乗って、車の後ろにぶら下がった空き缶カラカラ言わせながら、レセプション会場へ移動してゆきました。わーすごい! ほんとにやるんだ! て思った。空き缶。映画みたいで可愛かった。
そのあと3・4時間、身内のレセプションがあって(これにはわたしは出ていない)、夜の8時からパーティ。こちらはかなりカジュアルで、みんな好き勝手に飲んだり踊ったりしてる感じ。印象的だったのは「チョコレートの噴水」が出てたことですね。なんか2mくらいある噴水からひっきりなしにチョコレートクリームが流れ落ちてて、そこにマシュマロとかフルーツとか突っ込んで食べるの。チーズフォンデュのチョコレート版みたいな感じです。しかしこれ用意するの高そうだな、、、
ケーキカットもこのパーティででした。ケーキは花嫁さんのおばさん二人と、花婿さんのおかあさんという三人の手作りで、フルーツケーキ二層にチョコレートケーキ一層の、あわせて三層だてでした。ウェディングケーキって超甘い印象があったんだけど、意外と渋めな味でけっこうおいしかったです。ていうかそのへんで買うケーキよりおいしかったぞ。
総じて言うと、予想してたのよりだいぶんカジュアルな印象でした。まあ、冠婚葬祭だとか儀礼的なイベントってイギリスのほうが日本よりずっと格式ばっていない印象がありますけどね。服装もすっごいおしゃれしてる人からかなり普段着な人までいろいろで、男の人だとネクタイしてない人もたくさんいたし、別な友人の連れ合いさんは真っ赤なシャツと黒いジャケットでどう見てもホストみたいな格好でした。ピアスもいつもどおり10個くらいつけたまんまだったし。(だけど赤んぼうがいるのでパーティ会場の隅でおしめ替えたりしてた)
女の人もすごい普段着っぽい人いたなあ。靴も革靴ならなんでもいいって感じでした。わたしは母親から奪ったミッドセンチュアリ―な感じの絹のワンピースの上に、カシミヤのショールを羽織るという感じで行きましたが、まあ、べつに浮いてはいなかったみたいです。よかった。ていうかあの結婚式の雰囲気ならどんな格好してても浮かない気がする。式にウィンドブレーカーを着て出席してる人がいたのにはさすがにたまげたぜ。
というわけで、イギリスで結婚式を目前にして「何着てったらいいのかしら……」と不安になっている人なぞもしいましたら、わりと適当でいいと思いますよと。まあ、招待状のドレスコードにすごいフォーマルなこと書いてあれば別ですが。
あと、お祝いのお金やギフトですが、イギリスには結婚式に「直接お金を包んで持っていく」という習慣はないようです。多くの場合は、招待状に「結婚祝いにこんなものもらったらうれしいなー」という物品のリストが書いてあります(なんと合理的。合理的すぎる気もする)。まあでも、わたしが行った式はカジュアルな雰囲気だったので、何も持って行かなくても全然オッケーでした。わたしは数日前に花嫁さんの子とごはんを食べたときに、日本の老舗の文房具屋さんの折り紙セットをあげました。こっちに10年住んでる友人に聞いたら、「それでいいんじゃない?」とのことで、その折り紙セットが結婚ギフトのかわり。当日は何も持って行ってません。
でも日本の結婚式ってもっとちゃんとしなきゃいけないんだろうなあ。帰国して出る機会があったら神経使いそうだ……わたし抜けてるから気をつけなきゃなあ。
でも紹介した動画のパグほどドラマチックな演技ではありませんでした。
それはさておき、先週の土曜日に友達の結婚式があり、出席しました。
なんとわたしは日本で結婚式に行った事がなかったので、人生初の結婚式がイギリスでのものとなりました。
なんか勝手が分からないのでわりと緊張して行ったのですが(そのわりには遅刻ぎりぎりの上、道に迷って近くの人に聞きまくった)、すごい楽しかったですよ。
地元の小さめの教会での式でした。わたしはあまり背が高くないので、花嫁さん(友人)がすげーちょっとしか見えませんでした。人の間からチラリチラリ程度。でもちょっと古風なウェディングドレス着てて、ものすごい可愛かったですよ。わたしは結婚式とか花嫁衣装とかカナリ興味ないほうですが(自分で着ることはまずないだろうと思っている)、そんなわたしにすら「いやあウェディングドレスっていいもんだね」と思わせる、致死量の可愛さでした。たぶんレトロな感じがわたしの好みに合ってたんだろうなあ、、、
指輪の交換とかもしてた感じですが、わたしは最後列に近い位置にいたので、牧師さんのアナウンスを聞いてるだけでした。
賛美歌をいくつか歌い、いろいろな儀式が終わったあと、余興というか訓戒話みたいなコーナーになって、そこで「韓国のおとぎ話(というかparable。仏教の説話のような寓話」が朗読されていたのが印象的でした。
ある善人が天国に行く前に、地獄を覗いてみたいと神様に申し出た。神様がそれをおゆるしになったので、かれは地獄におもむき、門を開いて中を覗き見た。すると中にあったのは豪華絢爛な大広間で、食卓の上に数々のごちそうが山と並び、その前に人々が座っていた。だが、人々はみな痩せ細り、顔は地獄の苦しみに惨めに歪んでいる。なぜかといえば、彼らが手にしている箸があまりに長すぎて、みごとなごちそうを目の前にしながら、一口たりとて自分の口の中に入れられないのだった。それゆえに人々は泣き苦しんでいるのだ。
その様子をのぞいていた男は、地獄とは恐ろしいところだと思い、天国へむかった。天国の扉をくぐった彼の目の前にひらけていたのは、なんと、まったく同じ大広間の光景だった。長いテーブルも、そのうえに並んでいるごちそうも、寸分たがわず地獄のそれと一緒である。さらには、人々が手にしている箸の長さまで地獄と同じなのだった。ところがどうしたことであろうか。この食卓に着いている人はみな笑顔で、この上もない幸せに顔をほころばせ、なごやかに楽しく歓談しあっている。なぜか。よく見れば、彼らはその、自分の口には食べ物を入れる事のできない長い長い箸でもって、食べ物をつまみ、テーブルの向かいにいる人の口へと運んであげているのであった。それをみながやっているものだから、天国の住人はみな、目の前に並んでいるごちそうを好きなだけ楽しむことができるのだった。
天国と地獄とは、そうしたものなのである。
こんな内容でした。ちなみにわたしはこれ、聞いたことがあったか、読んだことのあるお話だったよ。わりと有名なんでしょうか? 韓国の寓話だったのね。中国かと思ってた。
まあ、教訓にまとめちゃえば「他人に尽くす事が自分の幸せにつながりますよ」ってことでつまんないんだけど、わたし実はこの訓話とか宗教寓話というものがけっこう好きなんですね。イソップの寓話(fable)も好きです。教訓臭ぷんぷんだけど、あの羊がしゃべったりリンゴがしゃべったりするあたりが可愛いじゃないですか。
で、イソップも訓話・寓話もそうだけど、こういう話って「単なる教訓」にまとめられてしまうと失われる独特な味みたいのが漂っている気がします。教訓部分だけ読んでもケッて感じだけど、物語として聞くと「よくできてるなあ」と感心する。
まあ、ともあれ、イギリスでは結婚式でこういうお話をもってきたりするんだなーというのが印象的でした。結婚する夫婦がおもにデザインした式だったので、ふたりのうちのどちらかが提案したのかな。
午後2時半から1時間くらいの結婚式のあと、みんなで写真取ったり、花嫁さんが写真取られまくったりして、そのあとに新婚さん二人がアイボリーのリムジンみたいなのに乗って、車の後ろにぶら下がった空き缶カラカラ言わせながら、レセプション会場へ移動してゆきました。わーすごい! ほんとにやるんだ! て思った。空き缶。映画みたいで可愛かった。
そのあと3・4時間、身内のレセプションがあって(これにはわたしは出ていない)、夜の8時からパーティ。こちらはかなりカジュアルで、みんな好き勝手に飲んだり踊ったりしてる感じ。印象的だったのは「チョコレートの噴水」が出てたことですね。なんか2mくらいある噴水からひっきりなしにチョコレートクリームが流れ落ちてて、そこにマシュマロとかフルーツとか突っ込んで食べるの。チーズフォンデュのチョコレート版みたいな感じです。しかしこれ用意するの高そうだな、、、
ケーキカットもこのパーティででした。ケーキは花嫁さんのおばさん二人と、花婿さんのおかあさんという三人の手作りで、フルーツケーキ二層にチョコレートケーキ一層の、あわせて三層だてでした。ウェディングケーキって超甘い印象があったんだけど、意外と渋めな味でけっこうおいしかったです。ていうかそのへんで買うケーキよりおいしかったぞ。
総じて言うと、予想してたのよりだいぶんカジュアルな印象でした。まあ、冠婚葬祭だとか儀礼的なイベントってイギリスのほうが日本よりずっと格式ばっていない印象がありますけどね。服装もすっごいおしゃれしてる人からかなり普段着な人までいろいろで、男の人だとネクタイしてない人もたくさんいたし、別な友人の連れ合いさんは真っ赤なシャツと黒いジャケットでどう見てもホストみたいな格好でした。ピアスもいつもどおり10個くらいつけたまんまだったし。(だけど赤んぼうがいるのでパーティ会場の隅でおしめ替えたりしてた)
女の人もすごい普段着っぽい人いたなあ。靴も革靴ならなんでもいいって感じでした。わたしは母親から奪ったミッドセンチュアリ―な感じの絹のワンピースの上に、カシミヤのショールを羽織るという感じで行きましたが、まあ、べつに浮いてはいなかったみたいです。よかった。ていうかあの結婚式の雰囲気ならどんな格好してても浮かない気がする。式にウィンドブレーカーを着て出席してる人がいたのにはさすがにたまげたぜ。
というわけで、イギリスで結婚式を目前にして「何着てったらいいのかしら……」と不安になっている人なぞもしいましたら、わりと適当でいいと思いますよと。まあ、招待状のドレスコードにすごいフォーマルなこと書いてあれば別ですが。
あと、お祝いのお金やギフトですが、イギリスには結婚式に「直接お金を包んで持っていく」という習慣はないようです。多くの場合は、招待状に「結婚祝いにこんなものもらったらうれしいなー」という物品のリストが書いてあります(なんと合理的。合理的すぎる気もする)。まあでも、わたしが行った式はカジュアルな雰囲気だったので、何も持って行かなくても全然オッケーでした。わたしは数日前に花嫁さんの子とごはんを食べたときに、日本の老舗の文房具屋さんの折り紙セットをあげました。こっちに10年住んでる友人に聞いたら、「それでいいんじゃない?」とのことで、その折り紙セットが結婚ギフトのかわり。当日は何も持って行ってません。
でも日本の結婚式ってもっとちゃんとしなきゃいけないんだろうなあ。帰国して出る機会があったら神経使いそうだ……わたし抜けてるから気をつけなきゃなあ。
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