本、漫画、映画のレビューおよび批評。たまにイギリス生活の雑多な記録。
Posted by まめやもり - mameyamori - 2010.12.25,Sat
夜の11時に仕事から帰宅がてら夜食を買いにコンビニに寄ったらユーミンが流れていて久しぶりにじっくり聞きましたが、あの人あまりにたくさん数を作りすぎてて、すっごい適当に作ったらなぜかいい曲でもないのにヒットしちゃったってのがけっこうたくさんあるんじゃないか。暴言すまんユーミンファンすまん。でも『恋人はサンタクロース』ってよく聞くと別にいい曲じゃなくね。メロディラインが突然サビんとこで飛躍する感じだし。
それはそうと気づいたら今日はクリスマスイブでしたが、深夜をすぎても私のところにサンタさんはやってきません。チェッ チェッ
しかたがないので訥々と旅行記を続けることにします。前回はダラダラと前ふりを述べすぎて本編に突入できなかったので今回はさっくりと旅行に出かけます!!
●機内食の恨み
旅行から帰ってきて写真をチェックしてみたら、まず最初に撮ってたのはこの写真でした
エミレーツの機内食
ドバイ行きの最初の機内食だったと思います。日本発のフライトがいつもそうであるように、和食と洋食が用意されてるはずだったんですが、片方がありあまってたのか、アテンダントさんに笑顔で「和食でお願いしますね!」と言われる問答無用さ。いいんだけど、顔で決めるのはどうかと……、日系四世だけど生まれてこのかたずっとオランダで、日本語も喋らないし日本食も好きじゃない、とかいう人だったらどうするんだろ。(いやそういう人じゃないけど私)
中身は白身魚のソテーの甘酢あんかけ とかなんかそんな内容でした。
ちなみに私は国際便では迷わずアルコールを頼む人です。毎食毎食一度たりとも欠かしたことがありません。KLMとか食前の飲み物が出るフライトでは、そこでも迷わずアルコール。「エコノミー症候群対策にお酒は控えめに……」なんて えっ書いてありましたでしょうかどこかに。
そういえば初めてエミレーツの航空券を買ったとき、案内んとこに「エコノミークラスではモエ・エ・シャンドンがお楽しみいただけます」とか書いてあるのを見て、「なにー!」と目が飛び出ました。その後友人たちに「エミレーツは太っ腹だぜ!」と言いふらし、楽しみに当日を頼みましたが、機内でアテンダントさんを呼び止める直前に「モエ・エ・シャンドン 8USドル」と書いてあるのにかろうじて気づき、赤恥をかかずにすみました。危ない危ない。しかし金とんのかよひどいなあ。純真な心を踏みにじられた気分。
また話がズレたようですね!
日本からドバイに行く飛行機は約11時間。さらにドバイからマルタ行きは、途中でキプロスに止まるために、さらに11時間かかります。合計22時間の飛行時間……おお……。機内食は、日本→ドバイで二回。ドバイ→キプロスで一回。キプロス→マルタで一回。計四回です。24時間で四食。おなかいっぱいです。
前回エミレーツに乗ったとき、シャンパン事件では苦い思いをした私ですが、料理はアラブ風というか地中海風のものが出て「うめえ!」と思ったおぼえがあります。それで今回も楽しみにしていたんですが、なんか行きの便はあまりアラブ風の料理がなく、普通の洋食か日本食ばっかりでした。うう残念。
ただキプロスからマルタ行きの最後の食事のみ、アラブ風というか地中海風の料理を食べることができました。イギリスにいた時、ラップサンドイッチという、やわらかいトルティーヤ風の薄いパンで具を春巻き風に包んだ(wrap)タイプのサンドイッチがおいしくてよく食べていたんだけど、そのラップに生野菜とファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)を包んだものが出て、これがなかなか。さらに副菜として、豆と野菜を香草で炒めたようなものをサモサ生地に包んで揚げたようなものが出てきて、これがたいへんおいしかった!
なのに写真に撮りそこないました……くそう。
●マルタのバス
さて、いよいよマルタに到着。マルタで最初に泊まったのはスリーマという町です。マルタの首都はバレッタという旧市街で、歴史的な名所はだいたいここに集まっているのだけど、古い建物ばかりが並んでいるせいか、とにかくホテルが少ない。なので旅行者はたいてい、バカンス客めあてのホテルが立ち並ぶスリーマに宿をとるようです。我々も例にもれず。
マルタのバスはヴァレッタに一極集中になっているので、空港からスリーマに行くためには一度ヴァレッタで乗り換える必要があります。空港からヴァレッタまでは、地図の直線距離で見ると15分程度で着きそうに見えるが、実は色々迂回するルートなのか30分以上かかるので注意が必要。まあ、便利なのは変わらないんだけど。
ちなみに、バスのチケットは運転手さんから直接買う方式です。一乗り47ユーロセント。日本円で50円ちょい。
そんなこんなで、ヴァレッタのバス・ターミナルに着いた我々。今度はスリーマ行きのバスに乗って、運転席近くに座っていると、後から我々と同じように大きな荷物を持った人が入ってきて運転手からチケットを買おうとする。ところが運転手が何やら渋っている。「スリーマに行きたいんだけど」と言う客に、「だめ、だめ、もういっぱいだ」をくりかえす運転手。でも席はまだ余っている……?
運転手が「大きなバッグ、いっぱい」と我々のスーツケースを指差す。なんと! スーツケースは一つのバスに二つまでしか載せられないから、次のバスに乗れと運転手が主張しているのだ。結局その観光客は問答無用で下ろされてしまった。当惑する我々。
「スーツケース邪魔なんだったら、場所、移動しましょうか」とおそるおそる言ってみたものの「いいんだ、2個までなんだ、あんたらはいいんだ」の一点張り。なんだか申し訳ない気分のままとりあえずバスは出発。
数日間滞在してあとで気づくことなるのだが、実はマルタのバスのスーツケース・ルールは「すべて運転手の気分しだい」。なので、この運転手は「一台二個」がたまたまポリシーだったということにすぎないらしい。というかマルタのバスは何もかもが運転手の気分次第で、けっこう適当。
このヴァレッタ→スリーマのバスも、われわれが「スリーマの波止場に来たら下りるので教えてください」と頼んだときには「いいよ、いいよ」と二つ返事だったのだが、なんだかそれらしき場所を通り過ぎてもいっこうに教えてくれる様子がない。まわりの人はワサワサと降りていく。ふたたびおそるおそる「あのースリーマの波止場はまだなんですよね」と確認すると、「え、スリーマの波止場!? それならもう過ぎちゃったよ」との返事。
なんだってー!
とりあえずその次のバス停で下ろしてもらったが、あの二つ返事はなんだったんだ。まあ、幸いそこまでバス停が離れていなかったので、長くは歩かなくてすみましたが。とにかくバスは万事がそんな調子なので、気をつけよう。のんきというか、適当というか……
●お犬様天下
いったんホテルに荷物を置き、あたりを散策する。スリーマの波止場は、お店やレストランが立ち並ぶ中心街のすぐ近く。船がたくさん止まっています。レトロでかっこいい帆船ぽいのとかも見えます。観光用だろうか。
対岸に見えるはマルタの首都にして聖ヨハネ騎士団の要塞都市、ヴァレッタ。クリックで拡大。曇天なのが残念ですが
カッコイイネ
夕方なので、海ぞいの道をたくさんの人がジョギングしたり、犬の散歩をしたりしている。のんびり散歩をしていると変な看板を見つけた
「自分たちの環境に責任をもとう! 犬の後始末をしよう!」
どう見ても人間がお犬様の下僕
ヨーロッパのこういう看板ってなんか妙なおかしみがある。
それはそうと気づいたら今日はクリスマスイブでしたが、深夜をすぎても私のところにサンタさんはやってきません。チェッ チェッ
しかたがないので訥々と旅行記を続けることにします。前回はダラダラと前ふりを述べすぎて本編に突入できなかったので今回はさっくりと旅行に出かけます!!
●機内食の恨み
旅行から帰ってきて写真をチェックしてみたら、まず最初に撮ってたのはこの写真でした
エミレーツの機内食
ドバイ行きの最初の機内食だったと思います。日本発のフライトがいつもそうであるように、和食と洋食が用意されてるはずだったんですが、片方がありあまってたのか、アテンダントさんに笑顔で「和食でお願いしますね!」と言われる問答無用さ。いいんだけど、顔で決めるのはどうかと……、日系四世だけど生まれてこのかたずっとオランダで、日本語も喋らないし日本食も好きじゃない、とかいう人だったらどうするんだろ。(いやそういう人じゃないけど私)
中身は白身魚のソテーの甘酢あんかけ とかなんかそんな内容でした。
ちなみに私は国際便では迷わずアルコールを頼む人です。毎食毎食一度たりとも欠かしたことがありません。KLMとか食前の飲み物が出るフライトでは、そこでも迷わずアルコール。「エコノミー症候群対策にお酒は控えめに……」なんて えっ書いてありましたでしょうかどこかに。
そういえば初めてエミレーツの航空券を買ったとき、案内んとこに「エコノミークラスではモエ・エ・シャンドンがお楽しみいただけます」とか書いてあるのを見て、「なにー!」と目が飛び出ました。その後友人たちに「エミレーツは太っ腹だぜ!」と言いふらし、楽しみに当日を頼みましたが、機内でアテンダントさんを呼び止める直前に「モエ・エ・シャンドン 8USドル」と書いてあるのにかろうじて気づき、赤恥をかかずにすみました。危ない危ない。しかし金とんのかよひどいなあ。純真な心を踏みにじられた気分。
また話がズレたようですね!
日本からドバイに行く飛行機は約11時間。さらにドバイからマルタ行きは、途中でキプロスに止まるために、さらに11時間かかります。合計22時間の飛行時間……おお……。機内食は、日本→ドバイで二回。ドバイ→キプロスで一回。キプロス→マルタで一回。計四回です。24時間で四食。おなかいっぱいです。
前回エミレーツに乗ったとき、シャンパン事件では苦い思いをした私ですが、料理はアラブ風というか地中海風のものが出て「うめえ!」と思ったおぼえがあります。それで今回も楽しみにしていたんですが、なんか行きの便はあまりアラブ風の料理がなく、普通の洋食か日本食ばっかりでした。うう残念。
ただキプロスからマルタ行きの最後の食事のみ、アラブ風というか地中海風の料理を食べることができました。イギリスにいた時、ラップサンドイッチという、やわらかいトルティーヤ風の薄いパンで具を春巻き風に包んだ(wrap)タイプのサンドイッチがおいしくてよく食べていたんだけど、そのラップに生野菜とファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)を包んだものが出て、これがなかなか。さらに副菜として、豆と野菜を香草で炒めたようなものをサモサ生地に包んで揚げたようなものが出てきて、これがたいへんおいしかった!
なのに写真に撮りそこないました……くそう。
●マルタのバス
さて、いよいよマルタに到着。マルタで最初に泊まったのはスリーマという町です。マルタの首都はバレッタという旧市街で、歴史的な名所はだいたいここに集まっているのだけど、古い建物ばかりが並んでいるせいか、とにかくホテルが少ない。なので旅行者はたいてい、バカンス客めあてのホテルが立ち並ぶスリーマに宿をとるようです。我々も例にもれず。
マルタのバスはヴァレッタに一極集中になっているので、空港からスリーマに行くためには一度ヴァレッタで乗り換える必要があります。空港からヴァレッタまでは、地図の直線距離で見ると15分程度で着きそうに見えるが、実は色々迂回するルートなのか30分以上かかるので注意が必要。まあ、便利なのは変わらないんだけど。
ちなみに、バスのチケットは運転手さんから直接買う方式です。一乗り47ユーロセント。日本円で50円ちょい。
そんなこんなで、ヴァレッタのバス・ターミナルに着いた我々。今度はスリーマ行きのバスに乗って、運転席近くに座っていると、後から我々と同じように大きな荷物を持った人が入ってきて運転手からチケットを買おうとする。ところが運転手が何やら渋っている。「スリーマに行きたいんだけど」と言う客に、「だめ、だめ、もういっぱいだ」をくりかえす運転手。でも席はまだ余っている……?
運転手が「大きなバッグ、いっぱい」と我々のスーツケースを指差す。なんと! スーツケースは一つのバスに二つまでしか載せられないから、次のバスに乗れと運転手が主張しているのだ。結局その観光客は問答無用で下ろされてしまった。当惑する我々。
「スーツケース邪魔なんだったら、場所、移動しましょうか」とおそるおそる言ってみたものの「いいんだ、2個までなんだ、あんたらはいいんだ」の一点張り。なんだか申し訳ない気分のままとりあえずバスは出発。
数日間滞在してあとで気づくことなるのだが、実はマルタのバスのスーツケース・ルールは「すべて運転手の気分しだい」。なので、この運転手は「一台二個」がたまたまポリシーだったということにすぎないらしい。というかマルタのバスは何もかもが運転手の気分次第で、けっこう適当。
このヴァレッタ→スリーマのバスも、われわれが「スリーマの波止場に来たら下りるので教えてください」と頼んだときには「いいよ、いいよ」と二つ返事だったのだが、なんだかそれらしき場所を通り過ぎてもいっこうに教えてくれる様子がない。まわりの人はワサワサと降りていく。ふたたびおそるおそる「あのースリーマの波止場はまだなんですよね」と確認すると、「え、スリーマの波止場!? それならもう過ぎちゃったよ」との返事。
なんだってー!
とりあえずその次のバス停で下ろしてもらったが、あの二つ返事はなんだったんだ。まあ、幸いそこまでバス停が離れていなかったので、長くは歩かなくてすみましたが。とにかくバスは万事がそんな調子なので、気をつけよう。のんきというか、適当というか……
●お犬様天下
いったんホテルに荷物を置き、あたりを散策する。スリーマの波止場は、お店やレストランが立ち並ぶ中心街のすぐ近く。船がたくさん止まっています。レトロでかっこいい帆船ぽいのとかも見えます。観光用だろうか。
対岸に見えるはマルタの首都にして聖ヨハネ騎士団の要塞都市、ヴァレッタ。クリックで拡大。曇天なのが残念ですが
カッコイイネ
夕方なので、海ぞいの道をたくさんの人がジョギングしたり、犬の散歩をしたりしている。のんびり散歩をしていると変な看板を見つけた
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時折超つたない英語を喋りますが修行中なのでどうかお許しください。
A tiny lazy gecko (=yamori) always mumbling something
Please excuse my poor English -- I am still under training
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